芸術運動

芸術運動 · 28日 5月 2020
コンセプチュアル・アートは、1960年代後半から70年代にかけて現れた前衛美術ムーブメントである。 ミニマルアートをさらに推し進めて、もはや絵画や彫刻という形態をとらなくても、構想や考えだけでも芸術とみなすというものである。アイデア芸術ともいわれる。そのルーツは、マルセル・デュシャンのレディメイド作品「泉」までさかのぼることができる。 ただ、コンセプチュアル・アートは、完全に手仕事、画家が自ら絵を描くことがなくなるため前衛美術とはいえない。コンセプチュアル・アートから「現代美術」「ポストモダン・アート」とみなしてよいだろう。

芸術運動 · 26日 5月 2020
ナイーブ・アートとは、通常、プロの芸術家が受ける正式な教育や訓練(解剖学、美術史、技術、遠近法、見方)を受けていない人が制作した視覚芸術と定義されている。日本では「素朴派」と呼ばれ、アウトサイダー・アートの系統に属する。代表的な作家はアンリ・ルソーである。 正統な美術教育受けた芸術家がナイーブ・アートに影響を受け、模倣するように制作した作品はプリミティヴィスム、疑似ナイーブ・アート、または偽ナイーブアートと呼ばれる。ポール・ゴーギャンやパブロ・ピカソの作品が代表的なプリミティヴィスムである。 フォーク・アート(土着芸術)と異なるのは、その土地固有の明確な文化的背景や美術の伝統の形跡が見られないことである。 次にナイーブ・アートは子どものようにシンプルで率直な作品が多い。

芸術運動 · 25日 5月 2020
プロテストアートは活動家や社会運動によって生成された芸術。伝統的なコミュニケーションの手段であり、市民に情報を与え、説得するために利用される。 体制側のプロパガンダ・アートととことなり、おもにデモ活動に参加する抗議者が集会を宣伝したり、ときには警察や政府に対して反体制的なメッセージを投げかける役割を果たす。 プロテスト・アートは、パフォーマンス、インスタレーション、グラフィティ、ストリート・アートなど表現手法は多岐にわたる。また、は特定の地域や国に限定されたものではなく、むしろ世界中で使われている手法である。 プロテスト・アートは、参加者の基本的な感情を喚起するのに役立ち、緊張を高め、抗議活動への新たな機会を作り出す。また、最近の出来事を風刺的に表現することで、緊張を解き明るくコメディのような安堵感を与えることもある。さらに、抗議者の間の結束を示し、仲間の活動家を励まし、精神衛生上の意識を高める。 ベルリン・ダダ、草間彌生のハプニングなどにプロテスト・アートの原型が見られる。また、より多くの観客にリーチするために、美術界の機関や商業的なギャラリー・システムを利用

芸術運動 · 22日 5月 2020
ポストモダン・アート(近代美術の後の芸術)とは、近代美術の側面を否定、または近代美術の余波から出現または発展した芸術運動である。 一般的には、インターメディア、コンセプチュアル・アート、インスタレーション、マルチメディア、なかでもビデオ・アートが代表的なポストモダンアートとみなされている。現代美術(コンテンポラリー・アート)とも呼ばれる。 現在は1950年代以降に制作されたアートを指す言葉として「現代美術(contemporary art)」という言葉が主流となっている。

芸術運動 · 21日 5月 2020
日本にシュルレアリスムがもたらされたのは、まず文学からである。アンドレ・ブルトンが『シュルレアリスム宣言』を発表した翌年、1925年にイギリス留学から帰国した詩人の西脇順三郎が紹介しはじめたといわれる。 明確な形で残っているのは、1927年に創刊された詩誌『薔薇魔術学説』と、西脇を中心とする慶應大学の文学サークルに集まった瀧口修造らが出版した詩誌『馥郁タル火夫ヨ』による。

芸術運動 · 15日 5月 2020
ベルリンのダダグループは、ほかのダダ運動ほど「反芸術」の主張はなく、彼らの行動と芸術はおもに政治性・社会性と密接なものだった。 政治的主張が極めて高く、辛辣なマニフェストやプロパガンダ、風刺、公共での実演などの表現が中心だった。これはヨーロッパから距離が離れていたため戦争の影響が少なかったニューヨークでダダ運動と政治との関わりが薄かったことと真逆の理由であると考えられる。 1918年2月、ヒュルゼンベックはベルリンで最初のダダのスピーチを行い、4月にドイツにおけるダダ宣言を行った。この宣言にはツァラ、アルプ、ヤンコ、バルらも署名している。 ハンナ・ヘッヒやゲオルゲ・グロッスはダダを第一世界大戦後の共産主義の共鳴表現として利用した。また、この時期にグロスはジョン·ハートフィールドやラウル・ハウスマン、ハンナ・ヘッヒらとフォトモンタージュを開発した。

芸術運動 · 10日 5月 2020
ヘタウマとは、技巧の稚拙さがかえって個性や味となっている芸術。美術業界ではなく、漫画家、イラストレーター、グラフィックデザイナーらが中心に活躍する広告業界から広まった言葉である。代表的なヘタウマ作家としては、湯村輝彦、蛭子能収、根本敬、みうらじゅんなどおもにガロ系作家である。

芸術運動 · 04日 5月 2020
アンダーグラウンド・アートは広義的な意味では、アート・ワールドにおいて従来の規範から外れた芸術形態を指す。アウトサイダー・アートとファインアートの中間のような存在。 アンダーグラウンド・アートは、もともとは『OZ』『インターナショナル・タイムズ』『イースト・ビレッジ・アザーランド』『サンフランシスコ・オラクル』といったアンダーグラウンド・プレス(地下出版物)やアメリカ西海岸のunderground comixなどで掲載された芸術のこと。"comix"という綴りは、メインストリームの"comics"と区別するために造語された綴りであり、XはX指定のことを意味している。その前身はビート・ジェネレーションとパリの実存主義など西洋サブカルチャーの歴史にある。 最近ではアンダーグラウンド・アートという言葉は、グラフィティやコミック・ストリップ・アートのようなサブカルチャー・アートを表現するのに使われている。ヴィジョナリー・アートやサイケデリック・アートのようなドラッグを利用した絵画制作や、グラフィティやストリート・アートなど公共空間への落描き、人権を侵害するような暴力的な芸術な芸術制

芸術運動 · 01日 5月 2020
プリミティヴィスムとは直訳すれば原始主義。原始的なものに対する関心、趣味、その研究、影響などを意味する。 西洋美術においてプリミティヴィスムとは、これまで「原始的」であると見られていた非西洋的または先史時代の人々から影響を受けた芸術を指すことが多い。 絵画や陶器にタヒチのモチーフを取り入れたゴーギャン、アフリカ民芸から影響を受けたピカソが代表的な作家である。 プリミティヴィスムは植民地征服を正当化するために批判されることもある。ヨーロッパ圏外の文化、芸術、いわゆる異文化に対するヨーロッパ人の関心は、15世紀末のコロンブスのアメリカ発見に始まる大航海時代に芽生え、近代では19世紀後半のジャポニズムが欧米を席巻した。

芸術運動 · 27日 4月 2020
アウトサイダー・アートは、独学、または趣味として素朴に制作された美術のこと。1972年に美術批評家のロジャー・カーディナルの造語である。フランスの芸術家ジャン・デビュッフェが作った「アール・ブリュット」と同じ意味の英語。 一般的にアウトサイダー・アーティストと呼ばれる人は、主流の美術界や美術機関とほとんど、まったく接点がないまま制作をしている。 デビュッフェは、特に精神病院の患者や子どもが描いた絵に対して制度化された美術業界の外部にあるアウトサイダー・アートとしてスポットを当てた。しかし、ロジャー・カーディナルの「アウトサイダー・アート」では、より広義にアール・ブリュットを適用している。 入院履歴のない独学画家の作品や、素朴派の芸術も含めている。代表的な作家としてはヘンリー・ダーガーやモートン・バートレットが挙げられる。どちらも入院履歴はなく、精神病に患ってもおらず、普通に生活をしていた人である。

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