【美術解説】アーティビズム「芸術と行動主義の融合」

アーティビズム / Artivism

芸術と行動主義の融合


《ボム・ハンガー》バンクシー
《ボム・ハンガー》バンクシー

概要


アーティビズムは「アート」と「アクティビズム」を結合した混成語である。1997年に東ロサンゼルスのチカーノアーティストやメキシコのチアパスにあるサパティスタの集会から派生したものがルーツとされている。

 

「アーティビスト」と「アーティビズム」という言葉は、ケツァール、オゾマトリ、ムヘレスデメイズなどのアーティストやミュージシャン、その他の東ロサンゼルスのアーティストによるさまざまなイベント、アクション、芸術作品を通じて知られるようになった。

 

市民の間で反戦と反グローバリゼーションの抗議が出現し、拡散するにつれて、アーティビズムは発展していった。

 

多くの場合、芸術家は政治的問題を取り上げがちだが、社会問題、環境問題、技術的意識を高めるために焦点が当てられることも珍しくない。

 

映画や音楽などの従来のメディアを利用して、意識を高めたり、変化を促したりするほか、文化の妨害、広告の改ざん、ストリート・アート、話し言葉、抗議デモ、ヴァンダリズムなどの活動に関わることも多い。

 

アーティビストと分類される代表的な芸術家は、アイ・ウェイ・ウェイバンクシー、JRなどが挙げられる。


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Artivism、2020年1月24日