概要


「ART」を教えます


いわゆる「アート」と呼ばれるものに触れたとき、それが本当に「アート」として成立しているのか、疑問に思ったことはありませんか?何が質の高いアートなのか、どうすれば時代を超えて愛されるアートなのか知りたいと思いませんか?それなら、このサイトはあなたのためにあります。

  アートペディアは、19世紀から現在までの近現代美術史の体系化に取り組んでいる独立学問サイトです。美術家、作品、運動、美術理論など、さまざまな角度から近現代美術を解説しています。

アートペディアの特徴は、以下の3点です。

  • 美術史を体系的に解説している
  • 多角的な視点からアートを解説している
  • 専門的な知識がなくても理解しやすい


Artpediaは、アジアにおける芸術とアーティストに特化したオンラインプラットフォームです。このサイトは、特に20世紀の近現代美術に焦点を当て、西洋美術、近代美術、現代美術、前衛芸術、シュルレアリスムなど幅広いジャンルにわたる情報を提供しています。Artpedia.asiaの目的は、芸術作品、アーティストの伝記、芸術の歴史、そしてそれらが社会や文化とどのように関わっているかについての知識を広めることにあります。アジアの芸術シーンにおける重要な動向、展示、イベントに関する最新情報も提供しており、芸術愛好家や専門家、学生にとって貴重なリソースとなっています。 

近現代美術史概要


未来の現代美術は、一体どうなっているのであろうか。はたして我々は、2100年へ向けて普遍的に愛される芸術を残す心構えはできているであろうか。

 

未来の現代美術を語るには、我々は未来の前提となる現代美術の歴史を理解し、未来の出来事を予測する必要がある。

 

近代美術(モダンアート)は、実験精神を重視し、過去の伝統的な美術様式から脱しようとした思想や様式を抱いた芸術作品であり、期間としてはおおよそ1860年代から1970年代までに制作された作品で、それ以降は現代美術と区別される。

 

写実的な初期印象派から脱しようとした後期印象派や新印象派、またリアリズムから脱しようとした象徴主義が近代美術の源流とされている。

 

近代美術と同時に現れたのが「前衛芸術」と呼ばれるものである。前衛(アヴァンギャルド)とは、おもに芸術、文化、政治の分野における実験的、革新的な作品や人々のことを指す言葉である。

 

芸術や文化における前衛表現の特徴は、現在の規範や常識と思われている事象の限界点や境界線的な部分を前面に押し出す、または越境する傾向が見られる。

 

第二次世界大戦後になると、ポストモダンアートという言葉が現れる。ポストモダンアートとは、近代美術の側面を否定、または近代美術の余波から発展した芸術運動である。一般的には、インターメディア、コンセプチュアル・アート、インスタレーションなどが代表的なポストモダンアートとみなされている。現代美術(コンテンポラリー・アート)とも呼ばれる。

 

ここまで、近代美術から現代美術まで、美術の歴史は、点と点を結ぶか結ばないかで、すべてつながっていることを見てきた。さて、近未来に起こるであろう5大アートの波について、深く掘り下げ、分析していこう。"金銭欲のさらなる台頭"、"激怒と抗議"、"歴史の否定"まで、次の5つの波が何をもたらすか、その歴史的な意味をすべて探り語る。それでは、さっそく複雑な未来の芸術の波の世界に飛び込むことにする。

 

その波とは「オークション」「無制限のメディウム」「アウトサイダー・アート」「ロウブロウ・アート」「アーバン・アート」である。これら5つの波にはタイムラグはなく、同時に襲いかかり、ときに波同士が交差しながら旧芸術を破壊しながら新たなトレンドを生み出していくだろう。

 

しかし、最終的に5つの波の行き着く先は1つの場所「ヴァンダリズム」に集結するだろう。この一連の流れを私は「無制限の芸術戦(超限芸術戦)」と呼ぶ。

 

  • 1章:価格がすべてを決める!「アート・ワールド」
  • 2章:写真、ファッション、トイ、SNS、ビデオゲーム「無制限のメディウム」
  • 3章:アウトサイダー・アート
  • 4章:ロウブロウ・アート
  • 5章:アーバン・アート

 

かつて、ダダイスムは第一次世界大戦下の鬱屈した現実の反動として発生した。おもに伝統的な美学を拒絶し、政治的には反戦を主張する運動だった。

 

ダダイズムのような流れが起きつつある。2019年、世界中のストリートで一斉に巨大な抗議デモが同時発生した。この現象を「2019年抗議デモ」もしくは「2019年グローバル・プロテスト・ウェーブ」という。21世紀のアート・ウェーブの1つは抗議から始まる。

 

 

ニーチェによれば、近代国民国家の確立は「国家」と「文化」を一体のものとみなすものである。「文化」とは「国家」であり、国家を破壊することは、その時代の文化を破壊し、また正義となると論じ、そうだとすれば何が正しい芸術なのか問いただし、ヴァンダリズムの意味を考えると、芸術の破壊は歴史や考古学を尊重する文化においてのみ意味がある行為であると考えている。

 

米ワシントン・ポストのジャクソン・ディールは、2019年を「ストリート・プロテストの年」と定義し、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのジュリー・ノーマンは、2019年を「動員の級」として歴史的に注目すべき年だと述べた。

 

英ガーディアン紙のミファエル・サフィは、2019年10月下旬の抗議デモを「今日、この1ヶ月で世界中の都市のストリートで起きている抗議デモは、どれも似たようなさまざまな引き金や燃料を宿している」と説明した。

Artpediaの歴史


・ 2011年末から運営しています。当初は美術および、さまざまな雑学に関する個人的なメモのために記事を書いていました。

 

・2012年6月にJimdoフリー版から有料版へ移行。ドメイン名はwww.ggccaatt.net(現在も残っている)。

 

・更新しているうちにメモ内容のなかでもとりわけ美術に関する記事が多数Google検索の上位に表示されるようになってきました。そのため、2015年1月よりサイト名「山田視覚芸術研究室」に変更し、美術情報を検索している人向けに方向性を変えました。山田太郎というのは本名ではありません。匿名という意味でもありません。

 

・2018年4月に「山田視覚芸術研究室」から「Artpedia」に改名して、ドメインもartpedia.jpに変更しました。以前より美術カラーが強くなりましたが、これまで通り個人サイトであることは変わりません。なお、以前に当サイト内にあった内容でも美術との関連性の低い記事は、別サイトsubcultureatへ移行しています。

 

・2019年9月、より国際的な方向を目指しartpedia.jpからアジア・太平洋向けのトップドメインのartpedia.asiaに変更。現在商標出願中。

 

・2020年11月、Artpedia」の商標登録完了

・2021年以降、特に変わりなく運営中。

・2023年、AIアシスタントサービス実験導入中。

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