【美術解説】アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)
美術用語 · 20日 2月 2024
アウトサイダー・アートは、独学、または趣味として素朴に制作された美術のこと。1972年に美術批評家のロジャー・カーディナルの造語である。フランスの芸術家ジャン・デビュッフェが作った「アール・ブリュット」と同じ意味の英語。 一般的にアウトサイダー・アーティストと呼ばれる人は、主流の美術界や美術機関とほとんど、まったく接点がないまま制作をしている。 デビュッフェは、特に精神病院の患者や子どもが描いた絵に対して制度化された美術業界の外部にあるアウトサイダー・アートとしてスポットを当てた。しかし、ロジャー・カーディナルの「アウトサイダー・アート」では、より広義にアール・ブリュットを適用している。 入院履歴のない独学画家の作品や、素朴派の芸術も含めている。代表的な作家としてはヘンリー・ダーガーやモートン・バートレットが挙げられる。どちらも入院履歴はなく、精神病に患ってもおらず、普通に生活をしていた人である。
【美術解説】ヘンリー・ダーガー「アウトサイダアートの巨匠」
アーティスト一覧 · 20日 2月 2024
ヘンリー・ジョセフ・ダーガー.ジュニア(1892年4月12日-1973年4月13日)はアメリカの隠遁作家、芸術家、イリノイ州シカゴの病院清掃員。 ダーガーは、死後、ワンルームのアパートで1万5145ページ(世界一だが出版されていないのでギネスに登録されず)のファンタジー小説の原稿『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』と、その小説のドローイングと水彩による挿絵が発見されて有名になり、アウトサイダー・アートの有名な代表例の1つとなった。

【美術解説】マッジ・ギル「迷宮の女主人」
アーティスト一覧 · 11日 2月 2024
マッジ・ギル(1882-1961)はイギリスのアウトサイダー・アーティスト。世界で最も有名なアウトサイダー・アーティストの1人で、多くのアウトサイダー・アーティストと同様に、1961年の死後も名声を得続けている。 ギルは38歳のときに突然デッサンに目覚め、その後40年間に何千もの霊媒主義的と言われる作品を制作したが、そのほとんどが白黒のインクで描かれた。彼女は「ミルニーネレスト」(私の内なる休息)と呼ばれる霊に導かれて描いていると主張し、作品にはこの霊の名前を入れている。 評論家によれば、スピリチュアル系の芸術家によくあることだが、自分の能力や意志で絵を描いているのではなく、霊界からの意思を伝えるための物理的な媒介物と自身を考えていたと思われる。
【美術解説】アドルフ・ヴェルフリ「絵画、テキスト、音楽に彩られた聖アドルフ王国」
アーティスト一覧 · 09日 2月 2024
スイス出身の画家、アドルフ・ヴェルフリは、アール・ブリュットの時代における前衛的なアウトサイダー・アートの巨匠として輝きました。美術には興味を示さなかった彼が精神病を経て絵画の世界に目覚め、その独自の才能を発揮するようになったのは驚くべきことでした。

【美術解説】ルイ・ステール「時を超えた音楽と絵画の探求者」
アーティスト一覧 · 07日 2月 2024
ルイ・アドルフ・ステールは、スイス人画家、グラフィック・アーティスト。一般的にアール・ブリュットの画家として認知されている。音楽家としても活動し、ヴァイオリンを演奏した。母方のいとこに建築家のル・コルビジェがいる。
アーティスト一覧 · 06日 2月 2024
フリードリヒ・シュレーダー・ゾネンシュターン(1892年9月11日-1982年5月10日)はドイツの画家。ムーブメントとしてはシュルレアリスムに含まれるが、現在はアール・ブリュットやアウトサイダー・アート史において最も重要な芸術家とみなされている。...

【美術解説】クラレンス・シュミット「廃材から芸術へ、奇跡を紡ぐ異端の造形家」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
クラレンス・シュミット、アメリカの異端芸術家は、ニューヨーク州ウッドストックのオハヨー山で、拾った物や再利用材料を用いて創造した「山の奇跡」で知られます。奇抜な服装と風変わりな生活スタイルの持ち主で、カウンターカルチャーの象徴とみなされた彼は、光と影の人生を歩みました。1940年から1972年にかけて築き上げた彼の作品群は、火災という試練を乗り越え、再建された。晩年は隣人や家族との紛争、法的な問題に直面しながらも、彼の創作意欲は衰えることなく、1978年にこの世を去るまで続きました。
【美術解説】サイモン・ロディア「天に昇る奇妙な塔の夢」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
サイモン・ローディア、小柄でありながら強靭な心を持つ一人のイタリア移民が、ロサンゼルスの地に永遠の足跡を刻んだ。約7000袋のセメントと壊れた瀬戸物を用い、ワッツ地区に立つ3つの塔を含む複雑な建造物群を33年の歳月をかけて築き上げた。彼の作品は、故郷の宗教行事の記憶を反映し、ナポリ近郊での幼少期の記憶と新天地での生活が交錯する中、人々の嘲笑を超え、アートとして永遠に残ることとなった。

【美術解説】マルティン・ラミレス「マッシュポテトと唾液で作品を制作」
アーティスト一覧 · 05日 2月 2024
隔絶された病院の中で、マルティン・ラミレスは静かな革命を起こした。彼はごみの切れ端と食事の残りを使い、独自のキャンバスを作り上げ、その上に魂を描き出した。20年の孤独な歳月の後、彼の手は止まることなく動き、注目すべきドローイングとコラージュを生み出し続けた。その作品は、病院の壁を超え、世界に彼の内なる声を届けるための力強い手段となった。
【美術解説】フランツ・ポール「他者をじっくりと見つめながら自画像を描く」
アーティスト一覧 · 04日 2月 2024
フランツ・ポール、教育を受けずに成長したが才能に溢れ、実業学校の教師から錠前屋まで幅広く活動した人物です。狂乱状態で水路に飛び込んだ後、精神病院に収容され、その場で独特な芸術作品を生み出します。彼の作品は、精神の奥深くを映し出し、後にハンス・プリンツホルンによってファン・ゴッホの作品と比較されるほどの評価を受けました。

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