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【美術解説】アウトサイダー・アート・フェア
マーケット · 08日 3月 2022
「アウトサイダー・アート・フェア」はアウトサイダー・アートに特化した国際的なアートフェア。2013年より画商のアンドルー・エドリンが設立したワイド・オープン・アーツ合同会社(WOA)が企画・運営している。 アウトサイダー・アート・フェアは、1993年にニューヨークで初めて開催され、2022年で30年目を迎える。1993年にサンフォード・L・スミス協会によってフェアは設立・運営され、2012年に画商のアンドルー・エドリンに運営権が移動した。 もともとはニューヨークのメトロポリタン・パビリオンでわずか25人の出展者で始まったフェアだが、現在は世界9カ国から66のギャラリーが参加。毎年1月下旬にニューヨーク、10月にパリで開催されている。 1993年の最初のフェアで発掘されたのがヘンリー・ダーガーだった。当時彼の作品は1万ドルから1万5000ドルだったという。現在それらとよく似たダーガー作品は2014年にパリ・クリスティーズで74万5000ドルで落札され、アウトサイダー・アートというカテゴリにおいて最高額を記録した。