【美術解説】エマニュエル・ペロタン「2000年以降の最も重要なギャラリストの1人」

エマニュエル・ペロタン / Emmanuel Perrotin

2000年以降の最も重要なギャラリストの1人


概要


生年月日 1968年5月生まれ
国籍 フランス
職業 画商

エマニュエル・ペロタン(1968年5月生まれ)はフランスの画商。モントルイユ生まれ。2000年以降の最も重要なギャラリストの1人として注目されている。

 

エマニュエル・ペロタンは銀行員の父ミシェル・ペロタンと専業主婦の母オーディオ・プリナスのあいだに生まれ、フランス北西部のレタン=ラ=ヴィルで育った。

 

1990年、21歳のときに最初のギャラリーを開設。以来、アーティストの作品を鑑賞する創造的な環境を提供することを目的とし、現在までに世界中に18を超えるさまざまな展示スペースを開設。

 

また、25年以上にわたって村上隆ミスターKAWS、マウリツィオ・カテラン、ジャン=ミシェル・オトニエル、グザヴィエ・ヴェイヤン、ソフィ・カルといった芸術家たちと深い信頼関係を築き上げながら、野心的な展示プロジェクトを遂行してきた。

略歴


ペロタンは1990年、21歳のときに最初のギャラリーを開設。2005年に18世紀の大邸宅(テュレンヌ通り76番地)にギャラリーを移転したあと、2年後に隣接する10 Impasse Saint-Claudeにギャラリーを拡張させる。

 

また、2014年、ペロタンは17世紀の古びた邸宅「デュ・グラン・ヴェヌール」と呼ばれるプライベートマンション内の、以前は舞踏室として使われていた「ラ・サル・デ・バル」として有名な700平方メートルのショールームを開設。

 

全体としてパリにあるペロタンの展示スペースは約2,300平方メートルとなった。

 

2012年、ペロタンはビクトリア・ハーバー湾を見渡せる50 Connaught Road Centralビルの17階に650平方メートルのギャラリーを開設する。

 

また、2013年にニューヨークのアッパーイーストサイドにある象徴的なマディソンアベニューある歴史的な建物内にペロタン・ニューヨークを開設。3年の活動による商業的成功のあと後、2017年4月にローワーイーストサイドにある130オーチャードストリートに移転し、2300平方メートルのスペースに拡大した。

 

2016年にソウルに240平方メートルのスペースのペロタン・ソウルを美術館やギャラリーが集中する鍾路区の5 Paipan Girl buildingに開設。同ビルにはクリスティーズのオフィスもある。ギャラリーから出版された独特な限定書籍なども展示。

 

2017年、東京の港区六本木のピラミデビル1階に130平方メートルのスペースのペロタン・東京を開設。

 

2018年、上海の外灘地区の中心地にペロタン・上海を開設。

 

ペロタンはアート・バーゼル(バーゼル、マイアミ、香港)、フリーズ(ロンドン、ニューヨーク)、FIAC(パリ)、ダラス・アートフェア、アート・ケルン、UNITITLEDサンフランシスコ、アートステージ、ジャカルタ、エクスポ・シカゴ、アンデパンダン(ニュヨーク)、TEFAF(ニューヨーク、マーストリヒト)など毎年20もの主要国際アートフェアに参加している。


■参考文献

https://www.perrotin.com/about、2019年8月8日アクセス