【作品解説】バンクシー「ピンク色の仮面をつけたゴリラ」

ピンク色の仮面をつけたゴリラ / Gorilla in a Pink Mask

塗りつぶされたバンクシー初期の有名作品


※1:バンクシー《ピンク色の仮面をつけたゴリラ》
※1:バンクシー《ピンク色の仮面をつけたゴリラ》

概要


作者 バンクシー
制作年 2001年
大きさ  
メディア 壁画、グラフィティ
場所 ブリストル

《ピンク色の仮面をつけたゴリラ》は2001年にバンクシーによって制作されたグラフィティ作品。初期作品のなかでも最も有名な作品の1つである。

 

彼の故郷であるブリストルにあるソーシャルクラブで描かれた、特に政治的なメッセージ性のないシンプルなグラフィティ作品である。描かれて約10年以上、この地域のランドマークとして知られていた。

 

しかし、2011年にこのソーシャルクラブは、ムスリム文化センターに改装されることになる。改装時に不幸にもこの絵の事についてよく知らなかった新オーナーのサイード・アーメドは「邪魔だと」と感じ、誤って塗りつぶしてしまった。のちに事情を知ったサイード・アメードは、バンクシーの絵であることを知らなかったことを謝罪した。

※2:塗りつぶされたグラフィティ作品
※2:塗りつぶされたグラフィティ作品