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【作品解説】ウィリアム・ブレイク「グレート・レッド・ドラゴン」の絵画シリーズ」

「グレート・レッド・ドラゴン」の絵画シリーズ

The Great Red Dragon paintings


《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃
《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃

概要


作者 ウィリアム・ブレイク
制作年 1805-1810年頃
媒体 紙に鉛筆と水彩とペンとひっかき

『グレート・レッド・ドラゴン』の絵画シリーズは、1805年から1810年の間に描かれたウィリアム・ブレイクの水彩画である。

 

ブレイクは、聖書の内容をわかりやすく説明するため100点以上の絵画の制作を依頼されたのは、この期間中だった。これらの絵画には、黙示録の様々な場面で「グレート・レッド・ドラゴン」が描かれている。

 

「また、別のしるしが天に現れた。見よ。大きな赤い竜である。七つの頭と十本の角とを持ち、その頭には七つの冠をかぶっていた。その尾は、天の星の三分の一を引き寄せると、それらを地上に投げた。また、竜は子を産もうとしている女の前に立っていた。彼女が子を産んだとき、その子を食い尽くすためであった。」(黙示録12章)

グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女


《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃
《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃

サイズ:43.7×34.8cm

所蔵:ブルックリン博物館

グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女


《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃
《グレート・レッド・ドラゴンと太陽の女》1805-1810年頃

この作品はブルックリン博物館にある同名の作品と類似しているが、被写体が異なる視点から描かれており、人物の位置も異なっている。

 

サイズ:40.8 × 33.7cm

所蔵:ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー

グレート・レッド・ドラゴンと海の獣


《グレート・レッド・ドラゴンと海の獣》1805-1810年頃
《グレート・レッド・ドラゴンと海の獣》1805-1810年頃

サイズ:40.1 × 35.6cm

所蔵:ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー

獣の数は666


《獣の数は666》1805-1810年頃
《獣の数は666》1805-1810年頃

サイズ:40.6 × 33.0cm

所蔵:ローゼンバッハ博物館・図書館


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Great_Red_Dragon_paintings、2021年3月1日アクセス