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【作品解説】クロード・モネ「庭園と女性」

庭園と女性 / Woman in the Garden

印象派前のモネの初期作品


クロード・モネ《庭園と女性》,1866年
クロード・モネ《庭園と女性》,1866年

概要


作者 クロード・モネ
制作年 1866年
サイズ 82 cm × 101 cm
メディウム キャンバスに油彩
所蔵者 エルミタージュ美術館

《庭園と女性》は、1866年にクロード・モネによって制作された油彩作品。82×101cmという比較的大きなサイズで、現在、ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館に所蔵されている。

 

26歳のころの初期作品で、後にモネが高く評価する典型的な印象派の作品とは異なり、極めて構成的で細部まで描き込まれている

 

描かれている女性は、裕福な従兄弟ポール・ウジェーヌ・ルカドルの若い妻ジャンヌ=マルグリット・ルカドルである。

 

ルカドルはル・アーブルに住んでいたが、近くのサント・アドレスにル・コトーという別荘を持っており、この絵はその別荘に短期間滞在した際に制作された。

 

ジャンヌ=マルグリット、中央の真っ赤な花壇のバラの茂み、右の花の茂みという3つの主要な対象が秩序ある構成で、ジャンヌ=マルグリットの真っ白なドレスと庭木の赤、ピンク、緑が鮮やかに対比されている。

 

この題材は、モネが生涯にわたって自然環境の中の花や庭を描くことに情熱を傾けることを予感させるものだった。


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Woman_in_the_Garden、2022年1月11日アクセス