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【美術解説】七戸優「イラストレーションの様式で幻想絵画を描く」

七戸優 / Masaru Shichinohe

イラストレーションの様式で幻想絵画を描く


概要


生年月日 1959年
国籍 日本
表現形式 絵画、イラストレーション
ムーブメント 幻想絵画

七戸優(1959年〜)は日本の画家。青森県生まれ。1981年武蔵野美術大学造形学部建築科卒業。3年間の会社員生活後、フリーイラストレーターになる。

 

稲垣足穂やフランツ・カフカなどの影響を受け少年や少女、兎をモチーフにして、古典的な絵画技術でシュルレアリスティックな具象絵画を描く。現代幻想美術の代表的な画家の1人。また、青木画廊の「新世代」の1人として知られている。

 

2005年に詩画集的絵本『オイシャサンゴッコ』を出版。また、イラストレーターとしても活躍しており、綾辻行人らの小説の表紙や黒色すみれのジャケットを手がけている。

 

七戸の作品は、30×30cmほどの小さな木のパネルにアクリル絵の具で描かれることが多く絵画の世界ではこのサイズは異端である。これは、七戸がもともとイラストレーションの世界で活躍していたことを示している。そして、これらの木のパネルは、それ自体が巨匠の手で額装されている。


■参考文献

https://www.escapeintolife.com/artist-watch/masaru-shichinohe/、2021年2月23日アクセス