カテゴリ:画家



【作品解説】パブロ・ピカソ「花と女性」
作品解説 · 27日 12月 2021
「花を持つ女」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。1927年から影響を受け始めたシュルレアリスムの技法が最も色濃く反映された作品である。 使われている技法は、ダリと同じダブル・イメージ。描かれているのは1927年に出会い。その後長らくピカソの愛人となったマリー・テレーズで、女と花を重ねあわせて描いている。 女の頭と花の房は両方とも豆のような形をしており、花の房が彼女の髪の毛と対応し、茎が腕と対応している。ピカソはシュルレアリスムから各々の物体をほかの物体に置き換えて表現することが可能であることを学んだのである。

【作品解説】パブロ・ピカソ「母と子」
作品解説 · 27日 12月 2021
「母と子」は1921年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。 1917年にピカソは、ロシアの芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフの「ロシア・バレエ団」の舞台衣装をデザインするためにローマを旅行する。その際にピカソは古代ローマやルネサンスなどの古典様式に大変感銘を受け、自身の作品に古典様式を導入し始めた。これがピカソの新古典主義と言われるスタイルの頃で、ドミニク・アングルの「オダリスク」や、ルノワールのヌード絵画からはっきりと影響を受けていた。

【作品解説】パブロ・ピカソ「夢」
作品解説 · 27日 12月 2021
「夢」は1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。130×97cm。当時のピカソは50歳。描かれている女性は22歳の愛人マリー・テレーズ・ウォルター。1932年1月24日の午後のひとときを描いたものである。シュルレアリスムと初期のフォーヴィスムが融合した作風。 コントラストのある色彩と単純化した線を使って歪んだ描写が特徴であるが、批評家たちが繰り返し指摘しているように、ピカソの性器とテレーズの身体と融合した状態を、ダブルイメージで描いている用に思える。 また、顔が半分に割れている顔が上に向いているが、おそらく下が横向きのマリー・テレーズで上側が横向きのピカソで、キスした状態と表している。

【美術解説】フィンセント・ファン・ゴッホ「後期印象派の代表で近代美術の父」
アーティスト一覧 · 27日 12月 2021
フィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853年3月30日-1890年7月29日)はオランダの画家。後期印象派運動の中心人物。西洋美術史において最も有名で影響力のある芸術家の1人。近代美術の創設者とみなされており、20世紀初頭に出現した前衛芸術家たちに大きな影響を与えた。 わずか10年の創作期間のうちに約2100点以上の作品を制作。そのなかの約860点は油彩作品であり、フランスに滞在し、37歳で自殺するまでの約2年間で短期集中制作されたものである。風景画、静物画、ポートレイト、セルフポートレイトなどを大胆な色使いと表現主義的な激しいブラシストロークで描く。 上層中産階級の家庭で生まれたゴッホの子ども時代は、真面目で、大人しく、ナイーブだったという。若い頃のゴッホは画商で、よくヨーロッパ中を旅してまわっていたが、ロンドンに移り、失恋後、うつ病を患い画商の仕事をたたむ。

【美術解説】オスカル・ドミンゲス「デカルコマニーの発明者」
アーティスト一覧 · 19日 12月 2021
オスカル・M・ドミンゲス(1906年1月7日-1957年1月1日)はスペインの画家。シュルレアリスト。 ドミンゲスは、美術史において1936年にシュルレアリスムのオートマティスム技法の1つであるデカルコマニーを発明、普及させたことで評価されている。 デカルコマニーとは、紙などの表面(ガラスが使われたこともある)に薄く広げたガッシュを、キャンバスなどの別の表面に押し付け、獣、人物、岩の多い風景を連想させる奇妙な形を作った。

【美術解説】ジョゼッペ・アンチンボルド「果物や花で構成された不気味な肖像画」
アーティスト一覧 · 25日 2月 2021
ジョゼッペ・アンチンボルド(1526または1527〜1593年7月11日)はイタリアの画家。果物、野菜、花、魚、本などのオブジェで構成された不気味な頭部作品で知られている。 これらのアンチンボルド作品は、彼の別作品とはまったく作風が異なるものである。アンチンボルドは、ウィーンとプラハの3人の神聖ローマ皇帝のために肖像画を描いていた宮廷画家であり、また宗教的な主題や帝国動物園のエキゾチックな動物絵画を制作していた。 果実、動物、風景、さまざまな無生物などのオブジェでグロテスクで象徴的な人間肖像画は、おそらく宮廷を楽しませるための遊びで制作していたもだろうが、美術批評家のなかに、ルネサンス期の新プラトン主義やその時代の他の学問の潮流と関連して制作していたいたと主張するものもいる。

【美術解説】七戸優「イラストレーションの様式で幻想絵画を描く」
アーティスト一覧 · 23日 2月 2021
七戸優(1959年〜)は日本の画家。青森県生まれ。1981年武蔵野美術大学造形学部建築科卒業。3年間の会社員生活後、フリーイラストレーターになる。 稲垣足穂やフランツ・カフカなどの影響を受け少年や少女、兎をモチーフにして、古典的な絵画技術でシュルレアリスティックな具象絵画を描く。現代幻想美術の代表的な画家の1人。また、青木画廊第3世代の1人として知られている。 2005年に詩画集的絵本『オイシャサンゴッコ』を出版。また、イラストレーターとしても活躍しており、綾辻行人らの小説の表紙や黒色すみれのジャケットを手がけている。 七戸の作品は、30×30cmほどの小さな木のパネルにアクリル絵の具で描かれることが多く絵画の世界ではこのサイズは異端である。これは、七戸がイラストレーションの世界で活躍していることを示している。そして、これらの木のパネルは、それ自体が巨匠の手で額装されている。

【美術解説】金子國義「日本のインテリア・アートの先駆け」
アーティスト一覧 · 18日 2月 2021
金子國義(1936年7月23日 - 2015年3月16日)は日本の画家、イラストレーター、写真家、舞台デザイナー。 デザイン会社退社後、独学で絵を描き始める。その独特の画風が澁澤龍彦の目に留まり、『O嬢の物語』の挿絵を手がけることになる。澁澤の金子評は「プリミティブだ。いや、バルテュスだ」。翌年、澁澤の紹介により青木画廊にて「花咲く乙女たち」を開き、正式に画家としての活動を始める。 イタリア旅行の際にジョルジオ・ソアビとの出会いがきっかけで絵本「不思議の国のアリス」を刊行。以後、アリスは金子のイラストレーション作品の代表的なモチーフとなり、また金子自体もアリスに思い入れが大きく、死ぬまでアリスシリーズを描き続ける。

【美術解説】エドヴァルド・ムンク「ノルウェーを代表する表現主義」
アーティスト一覧 · 02日 12月 2020
エドヴァルド・ムンク(1863年12月12日-1944年1月23日)はノルウェーの画家、版画家。代表作品は1893年に制作した「叫び」。ノルウェー国内だけでなく、フランスやドイツで活躍する。 ムンクは自身の慢性的な精神疾患、遺伝的欠陥、性的自由、宗教的理想など、人間性や死に対してして多大な関心を持っていた芸術家で、こうした主題を強烈な色彩や半抽象的なフォルムで女性のヌードやセルフポートレイト形式で表現した。 また、内面を表現するのに最も説得力のあるポーズを探求しはじめた結果、頭を両手で抱えたり、どこか演劇のステージ上に立つ役者たちのようにオーバーアクションで描かれる点がほかの作家と大きく異る。「叫び」における頬を両手に当てたポーズは、のちに映画「ホーム・アローン」などで使われており、ポップカルチャーへの影響も大きい。

10日 7月 2020
ピーター・ブリューゲル・エルダー、通称「ブリューゲル」(1525-1530〜1569年9月9日)は、オランダ・フラマン・ルネサンス絵画の最も重要な画家、版画家。 中世ヨーロッパの風景画や農民の情景(風俗画)を描いたことで知られており、大規模な絵画において両方のタイプの主題に焦点を当てた先駆者である。 ブリューゲルは宗教的な主題が絵画の主題として当たり前でなくなった時代に最初に育った世代の一人として、また、革新的な主題の選択で注目を集め、オランダの黄金時代の絵画、そしてその後の絵画全般に影響を与えた。

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