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【作品解説】アンディ・ウォーホル「バービー、ビリー・ボーイの肖像」

バービー、ビリー・ボーイの肖像/  Barbie, Portrait of BillyBoy

アンディ・ウォーホル最後の作品


概要


作者 アンディ・ウォーホル
制作年 1986年

拒否され続けた愛人の肖像画


『ビリー・ボーイの肖像』は、1986年にアンディ・ウォーホルが制作した絵画であり、世界で最も有名な人形「バービー」の肖像が描かれています。

 

 

アンディ・ウォーホルは、20世紀を代表する有名人の顔をモチーフにした作品を数多く発表しました。マリリン・モンローやエリザベス女王、モハメド・アリなどの名前は広く知られています。そして、この作品はウォーホルの最後のブランドイメージ作品であり、彼が亡くなる前年に描かれたものです。

 

1986年、ウォーホルは史上最も有名な顔のひとつに興味を持ちました。それが、バービー人形でした。しかしながら、皮肉なことに、バービーは当初ウォーホルが描きたかった肖像画の対象ではありませんでした。

 

ウォーホルは、長年のミューズであり、ジュエリーデザイナーであるビリー・ボーイの肖像画を描きたかったのですが、ビリー・ボーイははっきりと断り続け、「本当に僕の肖像画を描きたいのなら、バービーの肖像画を描いて」と話したという経緯があります。ビリー・ボーイは何万対ものバービー人形を所有していたとのことです。

 

そして、ウォーホルはビリー・ボーイの肖像画を描くことはかなわず、『ビリー・ボーイの肖像』というタイトルのバービー人形の肖像画を制作することになりました。

 

 

パウダーブルーの背景にブロンドの髪と明るい青い目をしたバービーが描かれており、ウォーホルはこれを「ビリーボーイ・ブルー」と名付けました。同じ絵の後のバージョンでは、単に「バービー」というタイトルが付けられており、青が赤に切り替わっています。


■参考文献

https://www.bbc.com/news/magazine-34407991、2023年8月2日アクセス



■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Hope_II、2023年1月5日アクセス