カテゴリ:絵画



作品解説 · 23日 11月 2020
「水平線の神秘」は、1955年にルネ・マグリットに制作された油彩作品。 作品には一見すると同一人物にみえる山高帽をかぶった3人の男性が描かれており、それぞれが異なる方向を向いている。水平線はうっすら光がかっているので夜明け前か日没後かである。また空には、それぞれの人物の上空に三日月が描かれている。 マグリットは絵について、男が3人いれば3人それぞれが月に対して独自の概念を持っている。しかし一方で、三日月はまぎれもなくひとつしか存在しない。だからそれぞれ違う方向(概念)を向いている3人の上に同じ月を描いた。ひとつなのか、3つなのか、これは哲学的問題であると説明している。

作品解説 · 23日 11月 2020
「貫かれた時間」は、1938年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。現在、シカゴ美術館が作品を所蔵しており、20世紀以降の美術を収集するモダン・ウイング館で常設展示されている。 中央に描かれているのは暖炉から蒸気を吹き上げながら出てくる機関車である。機関車のモデルはロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道4-6-0だといわれる。マントルピースの上に時計とろうそく台と鏡が設置されている。鏡には時計とろうそく台が写っているが部屋に人影は見えない。

作品解説 · 23日 11月 2020
《選択的親和力》は1933年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。作品タイトルはゲーテの「選択的親和力」という言葉から引用している。 鳥と卵の親和性が主題となっているデペイズマン作品。 ある夜、マグリットは眠っている鳥が入れられたケージが置かれた部屋で目覚めた。そのときマグリットは眠っている鳥が卵に見え、鳥と卵という2つのオブジェクトの偶然の親和性と詩的さに、ショックを受けて制作を始めたという。マグリットといえばデペイズマンではあるが、今回は体内の卵と籠の中の鳥がダブって見えるという、ダリでいうところの偏執狂的批判的方法な表現性が強い作品である。

作品解説 · 23日 11月 2020
「世界大戦」は1964年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。 上流階級を思わせるきれいなドレスを着て日傘をさした婦人。婦人の顔の真ん中にはスミレの花束が置かれている。一番見たい、知りたいその顔はスミレによって隠されている。 1946年に制作した「人の子」の対になるような作品で、海と壁の背景をバックにした構図となっている。マグリット作品では、「人の子」のような山高帽の男性の顔がリンゴで隠されている作品をよく制作しているが、このようなスミレで顔が隠された女性作品は本作品だけである。あとの女性ポートレイトは、ほとんど具体的な顔が描かれている。

作品解説 · 23日 11月 2020
「白紙委任状」は1965年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。1930年以降のマグリットの絵画でよく現れるようになったのが「だまし絵」と「哲学性」であるが、その代表的な作品。 描かれている馬は分割されてしまっており、その断片はあいまいに配置されている。また馬は樹々の背後と前にもあるように見える。馬上の女性はよく見ると木の幹に描かれているように見え、女性が乗っている馬の身体と思われる部分は木の色であるように見える。

画家 · 20日 11月 2020
何年も前から個人が所有していたレオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング作品が見つかったとイタリアの新聞「ラ・スタンパ」が報じた。 ユネスコのフィレンツェ部門と協力関係にある学者アナリサ・ディ・マリアによれば、レッコ在住のコレクターが発見したイエス像のドローイング作品はレオナルド・ダ・ヴィンチ・の作品であるという。 ディ・マリアはラ・スタンパ社に対し、この作品は「レオナルドのドローイングのすべてを思い出させる:これは彼の言語であり、はっきり話している」と話した。

作品解説 · 10日 11月 2020
「恋人たち」は、1928年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。男女が口づけを交わしているが、二人の頭は布で覆われている不思議な絵。 「恋人たち」という主題は、西洋美術史では伝統的なものであり、この手垢のついた表現をマグリットは顔を隠し、不穏な感じにすることによって、見る者を幸せそうであるというより、むしろ不安にさせ、動揺させようとした。 布で覆われた顔のモチーフは「恋人たち」だけでなく、マグリット作品において頻繁に現れます。この理由としては2つある。

作品解説 · 07日 11月 2020
《ホロフェルネスの首をはねるユディト》は1598年から1599年にカラヴァッジオによって制作された油彩作品。未亡人ユディトはシリアの将軍ホロフェルネスを誘惑し、呼び寄せられた彼のテント内で首をはねる場面を描写したものである。本作品は1950年に再発見されたもので、現在はローマ国立古代美術館が所蔵している。

作品解説 · 07日 6月 2020
「金魚」は、1912年にアンリ・マティスによって制作された油彩作品。146 x 97 cm。モスクワのプーシキン美術館が所蔵している。 金魚は17世紀ごろに東アジアからヨーロッパに輸入された。1912年ごろから、金魚はマティス作品に定期的にあらわれるモチーフとなった。少なくとも9作品以上は金魚をモチーフにした作品を制作している。本作「金魚」は、ほかの作品と異なり、金魚そのものを主題とした作品である。

作品解説 · 07日 6月 2020
アンリ・マティスの「赤のアトリエ」に関する解説ページです。 「赤のアトリエ」はマティスの初期の集大成的な作品です。フォーヴィズム、印象派、後期印象派とこれまでマティスがたどってきた芸術スタイルを融合させた上で、海外旅行で見たさまざまな美術や文化的要素を上書きして表現しています。 パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャン、アンディ・ウォーホル作品とならんで、全近代美術作品で最も影響力のある作品500の5位にランクインしています。 キャンバス全体を赤で占有した「赤のアトリエ」は、のちにマーク・ロスコやバーネット・ニューマンなどの抽象表現主義のカラーフィールド・ペインティングの作家たちに多大な影響を与えました。

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