カテゴリ:作品



作品解説 · 25日 6月 2022
【作品解説】フィンセント・ファン・ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」
「ジャガイモを食べる人々」は1885年にフィンセント・ファン・ゴッホが制作した油彩作品。82cm × 114cm。アムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館が所蔵している。 1885年の3月から4月上旬にかけて、ゴッホは「ジャガイモを食べる人々」の習作スケッチをしており、それをパリにいる弟テオに送っているが、テオはこの作品に関してあまり関心を持たなかったとされ、また画面全体が暗すぎると批判も浴びた。 テオの反応をよそに、当時のゴッホとしては自身が本当に表現したかった農民の姿を描いたベスト作だったと述べている。また、かなり難易度の高い構図を描き上げて、自身が優れた画家への道を歩んでいることを証明したかったという。
作品解説 · 09日 6月 2022
【作品解説】フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
「星月夜」は、1889年6月にヴィンセント・ヴァン・ゴッホによって制作された後期印象派の油彩作品。73.7cm×92.1cm。 月と星でいっぱいの夜空と画面の4分3を覆っている大きな渦巻きが表現主義風に描かれている。ゴッホの最も優れた作品の1つとして評価されており、また世界で最もよく知られている西洋美術絵画の1つである。 「星月夜」は、サン=レミのサン=ポール療養院にゴッホが入院しているときに、部屋の東向きの窓から見える日の出前の村の風景を描いたものである。「今朝、太陽が昇る前に私は長い間、窓から非常に大きなモーニングスター以外は何もない近郷を見た。」と、ゴッホは弟のテオに手紙を綴り、「星月夜」の制作背景を説明している。
作品解説 · 11日 1月 2022
【作品解説】クロード・モネ「ラ・ジャポネーズ」
「ラ、ジャポネース(日本の女性)」は、1876年にクロード・モネによって制作された油彩作品。231cm×142cm。ボストン美術館所蔵。クロード・モネの日本趣味とモネ自身の西洋美術のアイデンティティが融合された作品。 初めて展示されたのは、1876年に開催された第2回印象派展。そのときにこの2メートルを超える巨大な絵画は大きな注目を集め、賛美と嘲りがほぼ同じ割合で誘発させた。保守派の批評家からは「人間味のない表情の大きな人形」「デミモンドイン(高級売春婦の嘲りの意味)」「二人の中国人」「赤色の機械」などの批判を浴びた。特に偏見を持っていない一般的な鑑賞者からモネの大体な色使い、自信に満ちた筆使い、そしてモネの日本画への遊び心を賞賛した。
作品解説 · 11日 1月 2022
《パラソルをさす女》は、1875年にクロード・モネによって制作された油彩作品。『散歩』と呼ばれることもある。100cm × 81cm。ナショナル・ギャラリー (ワシントン.DC)が所蔵している。 1871年から1877年までパリ北西部のアルジャントゥイユで生活していたころの戸外制作品。風の強い夏のある日の妻カミーユ・モネと息子のジャン・モネの散歩姿を描いている。100cm ×...
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「鏡の前の少女」
「鏡の前の少女」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。162.3x130.2cm。ニューヨーク近代美術館が所蔵している。ピカソの愛人で、1930年代前半におけるピカソの主要な主題の1つであるマリー・テレーズ・ウォルターを描いたものである。 1927年、ピカソ(46歳)は17歳のマリー=テレーズと恋愛関係に陥る。ピカソが古代ギリシャ彫刻のなかに見出していた理想の女の顔をマリー=テレーズに見たのである。 テレーズの白い顔に差し込む後光は、顔の右半分を滑らかなラベンダー・ピンク色で照らして穏やかに描かれている。しかし、光が当たらない左半分は三日月のような顔をしており、緑のアイシャドウやオレンジの口紅などラフな厚化粧がほどこされている。
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「泣く女」
「泣く女」は1937年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。60cm×49cm。ピカソは「泣く女」という主題に関心を抱き、その年に何度も同じテーマの作品を制作、100種類以上のバリエーションが存在している。本作は「泣く女」シリーズの最後の作品で、最も完成度の高い作品とされている。1987年以来、イギリスのテート・モダンが所蔵している。 モデルとなっているのは愛人のドラ・マールである。ドラ・マールは1936年にピカソと出会い、プロ写真家として生活していた。彼女はピカソが1937年に制作した「ゲルニカ」に唯一立ち会い、ピカソの制作に協力した写真家だった。彼女との関係は1944年まで続いた。
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」
「アヴィニョンの娘たち」は、1907年にパブロ・ピカソによって制作された大型の油彩作品。243.9 cm × 233.7 cm。ニューヨーク近代美術館が所蔵している。バルセロナのアヴィニョ通りに存在した売春宿にいた5人の売春婦のヌード画である。 5人の人物は、これまでの伝統的な人物造形からすると、当惑させられるような女性造形でまったく美しくない。女性たちは少し威嚇するように、また身体は角ばっており、関節が外れたような身体で描かれている。 画面左側の3人の女性たちは、ピカソの故郷スペインの古代イベリア彫刻の影響のもとで顔が描かれている。右側2人の女性の顔は、アフリカ部族のマスクとなっているが、ピカソによれば「プリミティブ芸術は、野蛮であっても驚嘆せざるを得ない説得力とパワーがある」という。
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「老いたギター弾き」
「老いたギター弾き」は、1903年後半から1904年初頭にかけてパブロ・ピカソによって制作された油彩の絵画。ボロボロの擦り切れた服を身につけ、やつれてうなだれた盲目の老人が、スペインのバルセロナの通りでギターの演奏を弾いている情景を描いた作品である。シカゴ美術館所蔵。 「老いたギター弾き」の制作時期は、モダニズム、印象派、後期印象派といった絵画スタイルが融合され、また表現主義的なスタイルがピカソに大きく影響を及ぼしてきた頃である。さらに、エル・グレコのマニエリスム的な歪みや、ピカソの貧しい日常生活、親友カサジェマスの自殺といった悲しい要素がピカソに強い影響を与えている時期、一般的に「青の時代」といわれる時代の作品である。
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「黒椅子の上のヌード」
「黒椅子の上のヌード」は1932年3月9日にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。モデルはマリー・テレーズ。162cm×130cmの大型作品。 美術批評家のリチャード・ラケイヨは、アンリ・マティスの影響が色濃くある作品の代表作品としてよく引用しており、またピカソによれば、マティスの官能的な曲線と、喜びを表現するためのピンクの肌を強調するためにマティスの黒を借りたと話している。 MoMAキュレーターのウィリアム・ルービンは、「ぐにゃぐにゃゴムのような玩具」とこの絵を評している。またほかの批評家たちの多くは、女性の身体と植物が呼応しており、「生」を表現していると評している。
作品解説 · 27日 12月 2021
【作品解説】パブロ・ピカソ「ドラ・マールと猫」
「ドラ・マールと猫」は、1941年にパブロ・ピカソによって制作された油彩画。描かれている女性はピカソの愛人ドラ・マールで、マールの肩近くの椅子の上に小さな黒猫が描かれている。この作品は世界で最も高価格で一般市場で取引されている。 ピカソは55歳のとき、29歳のドラ・マールと恋愛関係になるや、すぐに彼女と同棲しはじめた。この絵は1941年に制作されたもので、その年は、ナチスがフランスに侵攻した年だった。

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