カテゴリ:シュルレアリスム



アーティスト一覧 · 26日 6月 2024
レオノーラ・カリントン(1917年4月6日-2011年5月25日)は、イギリス生まれでメキシコに帰化した画家、小説家。1930年代のシュルレアリスム運動において活躍した女流シュルレアリストであり、最後の生き残りの一人だった。...
アーティスト一覧 · 21日 6月 2024
レオノール・フィニ(1907年ー1996年)はアルゼンチン、イタリアの画家、ファッション・デザイナー、イラストレーター、作家。力強くエロティックな女性の描写で知られている。...

【美術解説】ウォルフガング・パーレーン「芸術雑誌『DYN』の編集者」
アーティスト一覧 · 29日 5月 2024
ヴォルフガング・ロバート・パーレン(1905年7月22日-1959年9月24日、メキシコ・タスコ)は、オーストリア系メキシコ人の画家、彫刻家、美術理論家。 1934年から1935年まで「抽象-クレアション」グループのメンバーとして活動し、1935年にシュルレアリスム運動参加。1942年までその主要メンバーの一人として活動した。 メキシコに亡命中に、ブルトン主導のシュルレアリスム理論に対抗する芸術雑誌『DYN』を創刊し、編集者および芸術哲学者としての才能を発揮する。 シュルレアリスムにおけるラディカルな主観主義とフロイト・マルクス主義に対する批判的態度を、偶然性の芸術哲学としてまとめ、ブルトンもパーレンの批判を認めた。 1951年から1954年にかけて、パリ滞在中に再びシュルレアリスムグループに参加。
アーティスト一覧 · 28日 5月 2024
レイモンド・ゲオルグ・イヴ・タンギー(1900年1月5日-1955年1月15日)は、フランスの画家、シュルレアリスト。 ブルターニュの家系の出で、この半島の風土、ケルト的想像界とのむすびつきを自覚。21年からジャック・プレヴェールらと知り合い、25年にはシュルレアリスムに参加、独学で驚くべき作品を描き続ける。...

【美術解説】ポール・デルヴォー「一人の女性を描き続けた画家」
アーティスト一覧 · 28日 5月 2024
ポール・デルヴォー(1897年9月23日-1994年7月20日)はベルギーの画家。シュルレアリスティックな女性ヌード画でよく知られている。 ジョルジュ・デ・キリコの形而上絵画やルネ・マグリットのデペイズマンなどの絵画表現に影響を受け、シュルレアリスム運動に参加。パリやアムステルダムで開かれた『国際シュルレアリスム展』に参加する頃から、一般的にシュルレアリスムの作家として知られていくようになる。 ただしデルヴォーは、当時政治色の強かったシュルレアリスムグループと、同じ政治運動を推進する熱烈な同士として積極的な関わりをもつことはなかった。デルヴォーは極めて私的に表現を楽しんだ。 デルヴォーの絵の中に描かれるいつも同じ顔女性は、母親によって強引に引き離されたタムである。デルヴォーは母親の呪縛に苦しみながら、タムの亡霊をひたすら描き続けていた。 そして絵画表現を通じた「タムの王国」の創造が目的だったのである。
【美術解説】アンドレ・マッソン「オートマティスムや抽象表現主義の発展に貢献」
アーティスト一覧 · 28日 5月 2024
アンドレ・マッソン(1896年1月4日-1987年10月28日)はフランスの画家。 ブルトンの「シュルレアリスム宣言」とともにいち早く「オートマティスム」(自動記述)を採用。自動デッサンと呼ばれる手法は主題も構図もまったくなく、純粋な身振りから生まれる線が有機的なイメージを生み出した。 初期作品はキュビスムの影響が見られるが、ブルトンに誘われてシュルレアリスムへ移行。マッソンは自動記述の表現方法を最も発展させた一人として知られている。戦後は抽象表現の発展に貢献した。

アーティスト一覧 · 08日 3月 2024
マン・レイ(1890年8月27日-1976年11月18日)は、アメリカ・フェラデルフィア生まれ。おもにフランスのパリで活動した画家、写真家、彫刻家。...
【美術解説】ジョルジョ・デ・キリコ「形而上絵画」
アーティスト一覧 · 08日 3月 2024
ジョルジョ・デ・キリコ(1888年7月10日-1978年11月20日)はイタリアの画家。第一次世界大戦以前にイタリアで形而上絵画の旗手として活躍、後のシュルレアリスムムーブメントに大きな影響を与えた。 1919年以後は古典技術に興味を移し、新古典主義や新バロック形式の作品を制作。シュルレアリスムグループから反発を受ける。 一方、しばしば形而上絵画時代の自己模倣作品も制作し、作品の年号も昔のものに変更して展示してトラブルも起こした。

【美術解説】マックス・エルンスト「コラージュ技法で知られるシュルレアリスト」
アーティスト一覧 · 29日 2月 2024
マックス・エルンスト(1891年4月2日-1976年4月1日)はドイツの画家、彫刻家、グラフィックアーティスト、詩人。ダダおよびシュルレアリスム・ムーブメントの開拓者。ケルン・ダダの創始者。 正規の美術教育を受けていないが、1921年にコラージュ作品を発表して大きな影響を与える。コラージュの代表作は『百頭女』や『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』といった物語とコラージュを融合させたコラージュ・ロマンシリーズ。 シュルレアリスム時代には「自動記述」の最初の実験をおこなっている。ほかに、鉛筆による擦過で物体の輪郭を浮かび上がらせる技法であるフロッタージュや、絵具をキャンバスに擦りつけて下に置かれた物体の痕跡を明らかにする類似の技法であるグラッタージュを考案した。 第二次世界大戦中は、戦火を避けてニューヨークに亡命し、アンドレ・マッソン、フェルナン・レジェ、ピエト・モンドリアンらとともにのちのアメリカ美術に多大な影響を与えた。 画家、彫刻家、詩人として、生涯にわたりシュルレアリスムの深さと多様性を体現。理論家として論文も多数書いて評価を高めた。
【美術解説】サルバドール・ダリ「ダブルイメージを発明したシュルレアリスト」
アーティスト一覧 · 26日 2月 2024
サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク(1904年5月11日-1989年1月23日)は、一般的に“サルバドール・ダリ”という名前で知られているスペイン・カタルーニャ州の画家。シュルレアリスト。 ルネサンスの巨匠たちに影響を受けて身につけた熟練した絵画技術でもって、数々のシュルレアリスム作品を制作。 あるイメージをあるイメージに重ね合わせて表現するダブルイメージ手法「偏執狂的批判的方法」の発明者として、シュルレアリスムでは評価されている。代表作品は1931年8月に完成させた『記憶の固執』。ここでは、時計とカマンベールチーズを重ね合わせて表現している。 絵画以外の活動も多彩で、メディア露出をほかのシュルレアリストより重視していたのが最大の特徴。著述、映画、彫刻、写真などさまざまな大衆メディアに頻繁に登場。アメリカでは大衆文化のスターとなり『Time』誌の表紙にもなった。特に注目を集めたのはダリの奇行癖。作品以上にむしろ奇行のほうが知られていたといっても過言ではない。

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