カテゴリ:シュルレアリスム



【美術解説】バルテュス「20世紀少女絵画において最も重要な画家」
アーティスト一覧 · 11日 2月 2023
バルタザール・ミシェル・クロソフスキー・ド・ローラ(1908年2月29日−2001年2月18日)ことバルテュスは、ポーランド系貴族出身のフランス人画家。 生涯を通じて近代美術界の潮流や慣例に抵抗し、おもに少女をモチーフとした独自の具象絵画の世界を築いたことで知られている。 バルテュスにとっての「完璧な美」とは、「出来上がった状態」ではなく「移行している状態」のことであり、そうした美学上、少女はバルテュスにとってぴったりのモチーフだったという。 バルテュスは、ピカソやモディリアーニをはじめ、当時の前衛芸術家たちと交流する機会が多かったため、美術様式とは関係なく近代美術の画家として位置付けられることが多い。
【美術解説】アルベルト・ジャコメッティ「20世紀モダニズム彫刻の代表、実存主義の不安」
アーティスト一覧 · 03日 2月 2023
アルベルト・ジャコメッティは、20世紀を代表する彫刻家として知られています。特に戦後のフランスの彫刻界において最も高い評価を得ています。本記事では、アルベルト・ジャコメッティの生涯や作品を解説し、彼の芸術様式を紹介します。彼の作品からは、人間の状態についての哲学的な疑問、実存論的、現象学的な議論が抽出されます。彼の作品は、極力余分なものをすべてそぎ落とし、本質に迫ろうとする、独特な人間像を模索するものです。さあ、本記事を読み進めて、アルベルト・ジャコメッティの芸術世界に触れてみましょう。

【作品解説】サルバドール・ダリ「グレート・マスターベーター」
作品解説 · 18日 1月 2023
「大自慰者」は、1929年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。「記憶の固執」とともにダリの初期の代表作とみなされている。記憶の固執の24 cm × 33 cmに比べるとはるかに巨大な110 cm × 150 cmもある。作品は現在、スペインのマドリードにある国立ソフィア王妃芸術センターに所蔵されている。
【美術解説】パブロ・ピカソ「20世紀最大の芸術家」
アーティスト一覧 · 18日 1月 2023
ピカソは芸術の世界で最も象徴的な人物の一人であり、彼の芸術作品と影響力は将来にわたって記憶されることでしょう。この記事では、ピカソがなぜ有名なのか、彼の作品と芸術界全体への影響について説明します。また、彼の私生活や生い立ち、そしていくつかの経験がどのように彼の傑作のいくつかを生み出すことにつながったのかについても説明します。ピカソがなぜ歴史上最も偉大な芸術家の一人とされるのか、彼の作品にもっと詳しくなりたいという方には、まさにうってつけの記事です。さて、本題に入りましょう。

アーティスト一覧 · 16日 1月 2023
ルイス・ブニュエル・ポルトレス(1900年2月22日-1983年7月29日)は、スペイン系メキシコ人の映画監督。フランス、メキシコ、スペインで活動し、多くの映画評論家、歴史家、映画監督から、偉大で影響力の高い映画作家と評価されている。...
【作品解説】サルバドール・ダリ「ツバメの尾」
作品解説 · 13日 1月 2023
「ツバメの尾」は、1983年5月に制作されたサルバドール・ダリの最後の油彩作品。 ガラが亡くなった1年後に「これが最後の絵だ。」と話して描き上げた作品で、その後、死ぬまでダリは絵を描いていない。ガラと昔見た燕の軌跡と数学者ルネ・トムの数学理論「カタストロフィ理論」を基盤にして制作されている。生前ダリは、トムのカタストロフィー理論を「世界で最も美しい数学理論」と絶賛していた。

【作品解説】サルバドール・ダリ「記憶の固執」
作品解説 · 11日 1月 2023
サルバドール・ダリの代表作といえば、溶けて柔らかくなった時計を描いた「記憶の固執」。この初期の作品は、ダリ自身のアイデンティティを最もよく表現している傑作である。また、ありえないモチーフを組み合わせて非現実的な絵画を作り上げたシュルレアリスムの代表作でもあります。ダリが何を表現したかったのか、その美術史的な意味を解説していきましょう。
【美術解説】ルネ・マグリット「視覚美術と哲学の融合」
アーティスト一覧 · 11日 1月 2023
ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット(1898年11月21日-1967年8月15日)はベルギーの画家。シュルレアリスト。 ある物体が、現実的にはありえない場所に置かれていたり、ありえないサイズで描かれる手法デペイズマンをたくみに利用するシュルレアリスト。 初期はエロティシズムや女性を主題とした作風だったが、1930年代以降になると、ほかのシュルレアリストに比べて内面的な表現はかなり抑制され、「白紙委任状」のような錯覚を取り入れただまし絵作品や、「イメージの裏切り」のような哲学的要素の高い理知的な表現が際立つようになる。 そのため哲学者のミシェル・フーコーをはじめ、多くの美術関係者以外の知識人にも人気が高い。また、具象的でインパクトが強い絵画でもあるため、サルバドール・ダリ同様、のちのポップカルチャーへの影響も大きい。 シュルレアリスムのリーダー、アンドレ・ブルトンと対立があったものの、生涯シュルレアリスムの表現思想には忠実。またポップ・アート、ミニマル・アート、コンセプチャル・アートなどアメリカ現代美術に大きな影響を与えている。

【美術解説】サルバドール・ダリ「ダブルイメージを発明したシュルレアリスト」
アーティスト一覧 · 08日 1月 2023
サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク(1904年5月11日-1989年1月23日)は、一般的に“サルバドール・ダリ”という名前で知られているスペイン・カタルーニャ州の画家。シュルレアリスト。 ルネサンスの巨匠たちに影響を受けて身につけた熟練した絵画技術でもって、数々のシュルレアリスム作品を制作。 あるイメージをあるイメージに重ね合わせて表現するダブルイメージ手法「偏執狂的批判的方法」の発明者として、シュルレアリスムでは評価されている。代表作品は1931年8月に完成させた『記憶の固執』。ここでは、時計とカマンベールチーズを重ね合わせて表現している。 絵画以外の活動も多彩で、メディア露出をほかのシュルレアリストより重視していたのが最大の特徴。著述、映画、彫刻、写真などさまざまな大衆メディアに頻繁に登場。アメリカでは大衆文化のスターとなり『Time』誌の表紙にもなった。特に注目を集めたのはダリの奇行癖。作品以上にむしろ奇行のほうが知られていたといっても過言ではない。
【作品解説】ルネ・マグリット「鳥を食べる少女」
作品解説 · 29日 12月 2022
「鳥を食べる少女(娯楽)」は、1927年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。マグリット作品の中でもグロテスク要素の強い。岩山の前に4羽の「死んだ鳥」が飛んでいる情景が描かれた作品「殺人スカイ」の姉妹作品に当たる。 ある日、マグリットは、鳥型のチョコレートを食べている妻の姿にインスピレーションを受け、若い女性が「生きた鳥」を食べている絵が浮かんだという。

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