カテゴリ:シュルレアリスム



【美術解説】ウィリアム・ブレイク「最も偉大で特異なイギリスの幻想画家」
画家 · 02日 8月 2021
ウィリアム・ブレイク(1757年11月28日-1827年8月12日)はイギリスの画家、版画家、詩人。ロマン主義の先駆者。 生涯の間はほとんど知られることがなかったが、ブレイクは現在、ロマン主義において最も重要な芸術家の一人とみなされている。2002年にブレイクはBBCは「最も偉大なイギリス人100」でブレイクを38位に位置づけた。 ブレイクは同時代の人々からその特異な作風のため狂人と見なされ無視されていたが、のちに作品内に秘められた哲学的で神秘的な表現力や想像力が再発見され、批評家から高い評価を受けるようになった。

【展覧会】国境を越えたシュルレアリスム展
28日 7月 2021
アメリカのメトロポリタン美術館(2021年10月11日〜2022年1月30日)とロンドンのテート・モダン(2022年2月24日〜8月29日)で開催予定の展覧会『国境を越えたシュルレアリスム』に日本から古賀春江《海》が出品されることがわかった。ほかに、山本悍右の作品も出品される。

【美術解説】シュルレアリスムと共産主義
芸術運動 · 23日 7月 2021
ブラック・ライブズ・マターやプロテスト・アート、政治メッセージの強いバンクシーなどのストリート・アートが現代美術の主流になりつつある。 このような現代の美術傾向に対して根拠もなく「政治と芸術は区別すべき」と批判する人は多い。しかし、歴史を振り返ると芸術運動と政治運動は密接に連動している。

【作品解説】フリーダ・カーロ「ひまわりの中の自画像」
作品解説 · 21日 7月 2021
《ひまわりの中の自画像》は、1953年から1954年にかけてフリーダ・カーロによって制作された油彩作品。 ナショナリズムで共産主義者だったフリーダ・カーロは生涯を通じて政治運動に関与していたが、その政治色が美術にはっきりと現れるのは、彼女の人生の晩年期である。本作品もまた最晩年の作品のひとつで、フリーダの自画像だが、それはカール・マルクスを彷彿させる自画像になっている。 ライオンのような立派な髪とひげをたくわえ、台座のようなものに座禅を組んでいる。背景には山が描かれ左上に日輪のような赤い球体が描かれている。自身の顔はしおれたひまわりとカール・マルクスをダブルイメージしているのだろう。ひまわりは太陽の動きと密接していることで知られ、全体的には活気に満ちたエネルギーと感情的な強さを表している。

【アウトサイダー・アート】ハンター・バイデン「すべてのものはつながっている普遍的真理」を描く
ロバート・ハンター・バイデン(1970年2月4日)は、アメリカ合衆国の芸術家、弁護士、実業家、ロビイスト。第46代アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデンの次男。 2020年に起きたスキャンダラスの後、ハンターは表舞台から姿を消し、フルタイムの芸術家へ転身。バイデンは子どもの頃から趣味で美術制作をしているが、これまで正式な美術教育を受けていないためアウトサイダー・アートに分類される。 バイデンの作品は、キャンバス、金属、日本のユポ紙などを用いて、写真、絵画、コラージュ、詩などの要素が重層的に構成されている。 また、幾何学的な抽象的なものやパターンで埋め尽くされ、草間彌生のような幻視芸術的でもある。木や葉、腕を伸ばしたような体の一部を描いた作品もある。

作品解説 · 23日 11月 2020
「水平線の神秘」は、1955年にルネ・マグリットに制作された油彩作品。 作品には一見すると同一人物にみえる山高帽をかぶった3人の男性が描かれており、それぞれが異なる方向を向いている。水平線はうっすら光がかっているので夜明け前か日没後かである。また空には、それぞれの人物の上空に三日月が描かれている。 マグリットは絵について、男が3人いれば3人それぞれが月に対して独自の概念を持っている。しかし一方で、三日月はまぎれもなくひとつしか存在しない。だからそれぞれ違う方向(概念)を向いている3人の上に同じ月を描いた。ひとつなのか、3つなのか、これは哲学的問題であると説明している。

作品解説 · 23日 11月 2020
「貫かれた時間」は、1938年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。現在、シカゴ美術館が作品を所蔵しており、20世紀以降の美術を収集するモダン・ウイング館で常設展示されている。 中央に描かれているのは暖炉から蒸気を吹き上げながら出てくる機関車である。機関車のモデルはロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道4-6-0だといわれる。マントルピースの上に時計とろうそく台と鏡が設置されている。鏡には時計とろうそく台が写っているが部屋に人影は見えない。

作品解説 · 23日 11月 2020
《選択的親和力》は1933年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。作品タイトルはゲーテの「選択的親和力」という言葉から引用している。 鳥と卵の親和性が主題となっているデペイズマン作品。 ある夜、マグリットは眠っている鳥が入れられたケージが置かれた部屋で目覚めた。そのときマグリットは眠っている鳥が卵に見え、鳥と卵という2つのオブジェクトの偶然の親和性と詩的さに、ショックを受けて制作を始めたという。マグリットといえばデペイズマンではあるが、今回は体内の卵と籠の中の鳥がダブって見えるという、ダリでいうところの偏執狂的批判的方法な表現性が強い作品である。

作品解説 · 23日 11月 2020
「世界大戦」は1964年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。 上流階級を思わせるきれいなドレスを着て日傘をさした婦人。婦人の顔の真ん中にはスミレの花束が置かれている。一番見たい、知りたいその顔はスミレによって隠されている。 1946年に制作した「人の子」の対になるような作品で、海と壁の背景をバックにした構図となっている。マグリット作品では、「人の子」のような山高帽の男性の顔がリンゴで隠されている作品をよく制作しているが、このようなスミレで顔が隠された女性作品は本作品だけである。あとの女性ポートレイトは、ほとんど具体的な顔が描かれている。

作品解説 · 23日 11月 2020
「白紙委任状」は1965年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。1930年以降のマグリットの絵画でよく現れるようになったのが「だまし絵」と「哲学性」であるが、その代表的な作品。 描かれている馬は分割されてしまっており、その断片はあいまいに配置されている。また馬は樹々の背後と前にもあるように見える。馬上の女性はよく見ると木の幹に描かれているように見え、女性が乗っている馬の身体と思われる部分は木の色であるように見える。

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