カテゴリ:シュルレアリスム



作品解説 · 06日 6月 2020
「イメージの裏切り」は、1928から1929年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。現在、ロサンゼルス・カウンティ美術館が所蔵している。絵にはパイプが描かれているが、パイプの下に「これはパイプではない」という文字が記載されている。 マグリットによれば、この絵は単にパイプのイメージを描いているだけで、絵自体はパイプではないということを言いたかった。だから「これはパイプではない」と記述しているという。本物と見分けがつかないほどリアルにパイプを描いたとしても、やはり絵。どこまで頑張っても絵を超えることができない、だから「これはパイプではない」とマグリットは記述している。

画家 · 06日 6月 2020
サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク(1904年5月11日-1989年1月23日)は、一般的に“サルバドール・ダリ”という名前で知られているスペイン・カタルーニャ州の画家。シュルレアリスト。 ルネサンスの巨匠たちに影響を受けて身につけた熟練した絵画技術でもって、数々のシュルレアリスム作品を制作。 あるイメージをあるイメージに重ね合わせて表現するダブルイメージ手法「偏執狂的批判的方法」の発明者として、シュルレアリスムでは評価されている。代表作品は1931年8月に完成させた『記憶の固執』。ここでは、時計とカマンベールチーズを重ね合わせて表現している。 絵画以外の活動も多彩で、メディア露出をほかのシュルレアリストより重視していたのが最大の特徴。著述、映画、彫刻、写真などさまざまな大衆メディアに頻繁に登場。アメリカでは大衆文化のスターとなり『Time』誌の表紙にもなった。特に注目を集めたのはダリの奇行癖。作品以上にむしろ奇行のほうが知られていたといっても過言ではない。

画家 · 05日 6月 2020
パブロ・ピカソ(1881年10月25日 - 1973年4月8日)は、成年期以降の大半をフランスで過ごしたスペインの画家、彫刻家、版画家、陶芸家、舞台デザイナー、詩人、劇作家。20世紀の芸術家に最も影響を与えた1人で、キュビスム・ムーブメントの創立者である。ほかにアッサンブラージュ彫刻の発明、コラージュを再発見するなど、ピカソの芸術スタイルは幅広く創造的であったことで知られる。 代表作は、キュビスム黎明期に制作した『アヴィニョンの娘たち』(1907年)や、スペイン市民戦争時にスペイン民族主義派の要請でドイツ空軍やイタリア空軍がスペイン市民を爆撃した光景を描いた『ゲルニカ』(1937年)である。 ピカソ、アンリ・マティス、マルセル・デュシャンの3人は、20世紀初頭の視覚美術における革命的な発展を担った芸術家で、絵画だけでなく、彫刻、版画、陶芸など幅広い視覚美術分野における発展を担った。 ピカソの美術的評価は、おおよそ20世紀初頭の数十年間とされており、また作品は一般的に「青の時代」(1901-1904)、「ばら色の時代」(1904-1906)、「アフリカ彫刻の時代」(1907-

作品解説 · 02日 6月 2020
「茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感)」は、1936年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。100cm×99cm。元々はウォルター・アレンズバーグ夫妻のコレクションだったが、現在はフィラデルフィア美術館が所蔵している。 スペイン内乱の不安を察知したダリが描いた作品。この絵画を描いてから6ヶ月後に実際に内乱が勃発した。ダリは「潜在意識には予言力がある」と気付いたという。ダリは次に説明する予言を証明するために、戦後にタイトル「内乱の予感」に変更した。 1936年制作とされているが、最近の研究では1934年制作という説もある。

作品解説 · 27日 5月 2020
「自由の扉で」は、1929年と1937年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。異なる主題やパターンが描かれたパネルが壁にはめられた部屋の絵です。 各パネルには、空、炎、木目、森、建物、装飾パターン、女性の胴体、鈴などが描かれており、これらはマグリットが作品中で頻繁に用いるモチーフです。そして部屋の中には一台の大砲が置かれています。 オリジナルの作品は、1929年に完成し、現在はロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に所蔵されています。セカンドバージョンが1937年に制作された本作であり、コレクターでマグリットのパトロンだったエドワード・ジェームズが購入して、現在はシカゴ美術館に所蔵されています。

作品解説 · 27日 5月 2020
「人の子」は、1964年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。マグリットはこの作品をセルフ・ポートレイトとして位置づけている。 海と曇り空を背景にして、低い壁の前にオーバーコートと山高帽を身につけた男が立っている絵である。男の顔の大部分は緑のリンゴで隠されている。しかしながら、男の目は緑のリンゴの端からチラッとのぞくように目が出ている。この絵のなかでもうひとつ不思議な箇所は左腕の関節が後ろに曲がっているように見えるところである。

作品解説 · 27日 5月 2020
「ピレネーの城」は、1959年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。イスラエル美術館所蔵。頂上に城がある巨大な山が海上を浮遊している。 画面の半分以上が浮遊する山で占めており、自然と視点は山の方へ向かう。その際、画面の中心、つまり山の中心ではなく、城が設置されている画面上部へ中心から上方へ見上げるように視線移動するよう画面が構成されている。この視線移動によって山が浮遊しているということが分かる。 なお、画面下部は波打ちぎわが分かるものの、陸が見えないよう描かれている。絵全体で陸が分かるものは浮遊する山のみである。線上にはうっすらと大気のようなものが描かれており「大家族」の背景の海とよく似ている。

作品解説 · 27日 5月 2020
「大家族」は1963年に制作されたルネ・マグリットによる油彩作品。マグリット晩年の作品。日本の宇都宮美術館が所蔵している。オープン準備中の1996年に600万ドル(約6億円)で購入したという。サイズは61.4 cm X 49.6 cm。 周囲のどんよりとした環境とは対照的に、中央には大きな平和の象徴である白い鳥とその中に広がる夏の空が描かれ、鳥はカットアウトしたような表現で描かれている。 尾の形などからカササギとみなされており、この鳥は、家族単位内の愛と団結象徴するものである。カササギはブリュッセル郊外では日常的に見られる中型の鳥で、マグリットにとっては親近感のある鳥だった。 マグリット作品において鳥は、「幸福のきざし」をはじめいくつかの作品において、基本的にポジティブなモチーフとして使われている。

作品解説 · 20日 5月 2020
「裸体:緑葉と胸像」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。162cm×130cm 。愛人マリー=テレーズがモチーフで、生き生きとした青とライラック色が印象的な、テレーズシリーズの中でも最も大きな作品である。 ピカソは1927年1月に初めてマリー=テレーズと出会った。その後数年間、ピカソは親友たちや妻のオルガでさえ、全く知らなかったほど秘密裏にテレーズと愛人関係を続けていた。1931年から932年にかけて1はマリー=テレーズの絵画や彫刻のシリーズを続けるが、本作は1930年に購入したボワジュルー城のアトリエで制作された作品である。

モデル · 20日 5月 2020
ドラ・マール(1907年11月22日-1997年7月16日)はフランスの写真家、詩人、画家、パブロ・ピカソの愛人で「泣く女」のモデルとして知られる。 マン・レイの助手として芸術キャリアをスタートし、シュルレアリスムの写真家として類まれな才能があり、また知的な美学論争もできた美術家だった。 しかし、ピカソに出会ってから人生を狂わされる。ピカソに見捨てられてからは情緒不安定になり、仕事もその才能もうまくいかせなくなった。ピカソ喪失後は心の拠り所を求めてローマ・カトリック教会に入る。修道女のよう禁欲的な生活を送り、ピカソの作品に囲まれたまま、貧困のうちに生涯を終える。

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