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【美術鑑賞】ジェネレーティブ・アート

ジェネレーティブ・アート /Generative art


ハンス・ハーケ『凝縮立方体』(1963-1965);
ハンス・ハーケ『凝縮立方体』(1963-1965);

ジェネレーティブ・アートとは、コンピュータープログラムやアルゴリズムを使用して、芸術作品を自動的に生成するプロセスを指します。

 

このアート形式は、アルゴリズムのランダム性や変数性によって作品が生成されることが特徴であり、アーティストはある種の指示やパラメータをプログラムに与え、それに基づいて作品を生成します。

 

ジェネレーティブ・アートは、デジタル技術の進歩によって生まれたアートの新しい形態であり、コンピューターの計算力を利用することで、複雑な形状や色彩、動きを持つ作品を自動的に生成することができます。

 

また、ジェネレーティブ・アートは、アルゴリズムによって作品が生成されるため、同じプログラムを使用しても、異なる作品を生成することができます。この点が、ジェネレーティブ・アートの面白さや魅力の一つと言えます。

 

代表的なジェネレーティブ・アートには、以下のようなものがあります。

 

フラクタルアート:フラクタル幾何学の理論を応用して、自己相似的な形状を生成するアート作品です。マンデルブロ集合をはじめとする様々なフラクタル図形が知られています。

 

プロセスアート:コンピュータープログラムが、ランダムなパラメーターや条件に従って、自動的に作品を生成するアート作品です。ジョン・ホイットニーの『コンピュータ・アート』が有名です。

 

メディアアート:ジェネレーティブ・アートの一形態として、映像、音楽、インスタレーションなど、様々なメディアを利用した作品があります。例えば、ブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」は、ランダムなミュージックジェネレーターを用いて作られた音楽作品です。

 

アルゴリズミック・アート:アルゴリズムや数学的公式を用いて、作品を生成するアート作品です。例えば、ヴェラ・モロドツォワの「モノクロームの四角形」は、円形のキャンバス上にランダムに配置された直線によって作られた作品です。

 

これらのジェネレーティブ・アートは、それぞれ独自の技法や手法を持っており、芸術の領域で革新的な作品を生み出しています。