14日 11月 2019
エルサ・シャパレリ(1890-1973年)はイタリアのファッションデザイナー。
彼女の最大のライバルだったココ・シャネルとともに2つの世界大戦間期におけるファッションシーンで最も重要な役割を担った人物の1人と評価されている。
ニットウェアからはじまったシャパレリのデザインは、コラボレーターのサルバドール・ダリやジャン・コクトーなどのシュルレアリスム表現に影響を受けている。
彼女の著名クライアントとしては、相続人のデイジー・フェローズや女優のメイ・ウエストなどがいた。
第二次世界大戦以後はファッションシーンの変化にうまく適応できず、1954年にクチュールハウスは閉鎖した。
ダリはファッション業界とも頻繁にコラボレーション活動をしていた。
特にイタリアのファッションデザイナーのエルザ・スキャパレッリとのコラボレーションが有名。ロブスターが印刷された白いドレス、靴型の帽子、バックルが唇になったピンクのベルトなどの衣装を制作した。
ほかにテキスタイルや香水瓶のデザインもしており、ダリの香水は現在も販売されている。1950年にダリはクリスチャン・ディオールと「2045年の衣装」という作品をコラボレーションで制作した。