ブログカテゴリ:ルシアン・フロイド



作品解説 · 23日 9月 2019
《ルシアン・フロイドの3つの習作》は1969年にフランシス・ベーコンによって制作された油彩三連画作品。ベーコンのマスターピースの1つとされれている。描かれているのは画家でジクムント・フロイトの孫であるルシアン・フロイド。2013年11月にニューヨークのクリスティーズで1億4240万で売買され話題になった。 ベーコンとフロイドは親友であり芸術家のライバル同士だった。1945年に画家のグラハム・サザーランドの紹介で二人は出会い、すぐに二人は親しくなった。1951年から二人は何度もお互いのポートレイトを描くようになる。ベーコンによって絵が書かれた《ルシアン・フロイドの3つの習作》は2つあるが、本作はそのうちの後の作品である。最初の作品は1966年に制作されたが、1992年から行方不明になっている。

近現代美術 · 23日 9月 2019
フランシス・ベーコン(1909年10月28日-1992年4月28日)は、アイルランド生まれのイギリス人画家。激しく大胆な筆致と過激で生々しい表現で、鑑賞者に不安感や孤独感を与えることで知られる。 やや抽象的に描かれた人物画の多くは雑然とした平面的な背景で構成される。作品は金縁の額とガラスで額装され鑑賞者との間に「隔たり」を生じさせている。 20代初頭から絵を描き始めているが、30代なかばまで散発的な活動で、芸術的なキャリアはほぼなかった。絵描きとしての能力に自身が持てなかった若い頃のべーコンは、グルメ趣味、ホモセクシャル、ギャンブル、インテリアデザイン、家具デザイン、カーペットデザイン、浴室タイルデザインなど、さまざまな自身の中にある世界をさまよっていた。 のちにベーコンは、自身が一貫して関心を持てる主題を探すのに相当な時間がかかったことが、芸術家としてのキャリア生成が遅れた原因であると話している。

画家 · 17日 9月 2019
ルシアン・ミシェル・フロイド(1922年12月8日-2011年7月20日)はドイツ生まれ、イギリスの画家。祖父は精神分析医のジークムント・フロイト、兄のクレメント・フロイドは政治家である。 初期はドイツ表現主義やシュルレアリスムの影響が多々見られたが、アングルや初期フランドル派などの影響を受け、1950年頃から厚みのある油彩で描いたポートレイト作品、特にヌードを描くようになる。 作品にはアーティストとモデルとの間の心理的な不安や緊張感などが具象的に反映されている。 フロイドにとってモデルとの密接な関係は重要な要素だった。1970年代初頭、夫と死別したフロイドの母はフロイドのおもなモデルとなった。また、娘のベラやエステルもヌードモデルとなっている。特に1951年の妻キャロラインを描いた《犬と少女》は以後、ヌード絵画に転身するきっかけとなった重要な作品である。 フロイドは、フランシス・ベーコンとともに『School of London(スクール・オブ・ロンドン)』の代表的メンバーとみなされている。特にベーコンとは仲がよく、ライバルでもあった。