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【NFTアート解説】クリス・トーレス「ニャン・キャット」」

ニャン・キャット / Nyan Cat

インターネットミームをNFTアートに


作者 クリストファー・トーレス
制作年 2021年4月

『ニャン・キャット』(Nyan Cat)は、2011年4月にYouTubeにアップロードされた動画で、インターネットのミームの1つ。

 

日本のポップソングを背景に、宇宙を飛び回り、虹の道を残す胴体がポップタルトになっている猫のアニメーションである。この動画は2011年に最も視聴されたYouTube動画リストで5位にランクインした。

 

2011年4月2日、テキサス州ダラスの25歳のクリストファー・トーレスによって、自身のウェブサイトに猫のGIFアニメを投稿した。

 

その後、YouTubeユーザーがGIFアニメと、YouTubeの桃音モモのチャンネルに転載されていた「Nyanyanyanyanyanyanya!」の桃音モモバージョンを合わせた動画を作成して「ニャン・キャット」という題名をつけてYouTubeに投稿し、大きな人気を集めインターネット・ミームと化した。

 

2021年2月、GIFアニメのオリジナルの作成者であるクリス・トーレスが「ニャン・キャット」の誕生10周年を記念して、NFT化してオークションに出品。58万7000ドルに相当する300エーテルの非代替トークン(NFT)で販売したことを報告した。

 

トーレスはそれ以来、他の人気ミームの作者にも支援を提供し、そのバイラルな人気をNFT市場での成功につなげようとしている。


■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/Nyan_Cat、2021年12月16日アクセス

https://news.artnet.com/market/most-expensive-nfts-1952597、2021年12月16日アクセス