作品解説

作品解説 · 29日 9月 2019
《Nola》は2008年にバンクシーによって制作されたストリートアート作品。「傘少女」「雨少女」と呼ばれることもある。アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズのマリニー地区のストリート上に描かれた。 アメリカでは州・都市にそれぞれユニークなニックネームがつけられている。ニューオーリンズでは「Nola」というニックネームが付けられており、作品タイトルはニューオーリンズのことを指している。 この作品は、2005年8月、カトリーヌ・ハリケーンにより甚大な被害を受けてから3年後に描かれたもので、複数存在するバンクシーのハリケーン関連のストリートアートの1つ。ハリケーンで発生した大洪水、および1,836人の悲劇的な死に言及している。 少女が持つ傘の内では土砂降りの雨が降り注いでるが、傘の外へ手を出すと雨は降っていない。つまり、傘が雨から自身を保護してくれるわけではなく、実際は傘そのものが土砂降りの原因となっている。

作品解説 · 23日 9月 2019
『キリスト磔刑図を基盤とした3つの人物画の習作』は、1944年にフランシス・ベーコンによって制作された三連画。ステンダラ。ファイバーボード上に油彩とパステルで描かれている。制作期間は2週間。 本作は、ギリシア神話に登場する復讐の三女神エリーニュス、もしくは古代ギリシアの悲劇作家アイスキュロスの『オレステイア』の復讐の三女神をベースにして、平面的なオレンジ色の背景に即して、首を長く伸ばして、歯をむき出しにして擬人化された鳥のような謎の生物体が3体描かれている。

作品解説 · 23日 9月 2019
「ベラスケスによるインノケンティウス10世の肖像画後の習作」は、1953年に制作された油彩作品。1650年にスペインの画家ディエゴ・ベラスケスが制作した『インノケンティウス10世の肖像』をベースにしている。 本作は、1950年代から1960年代初頭にかけてベーコンが制作した45以上あるベラスケス・シリーズの中の1つで、この時代のベスト作品とみなされている。

作品解説 · 23日 9月 2019
《ルシアン・フロイドの3つの習作》は1969年にフランシス・ベーコンによって制作された油彩三連画作品。ベーコンのマスターピースの1つとされれている。描かれているのは画家でジクムント・フロイトの孫であるルシアン・フロイド。2013年11月にニューヨークのクリスティーズで1億4240万で売買され話題になった。 ベーコンとフロイドは親友であり芸術家のライバル同士だった。1945年に画家のグラハム・サザーランドの紹介で二人は出会い、すぐに二人は親しくなった。1951年から二人は何度もお互いのポートレイトを描くようになる。ベーコンによって絵が書かれた《ルシアン・フロイドの3つの習作》は2つあるが、本作はそのうちの後の作品である。最初の作品は1966年に制作されたが、1992年から行方不明になっている。

作品解説 · 21日 9月 2019
《小さな植物と少女》は2019年4月末にロンドンのマーブル・アート付近の壁に描かれた作品。描かれた場所は環境保護団体「Extinction Rebellion(絶滅暴動)」が4月15日から2週間におよぶ抗議を行っている場所である。 小さな植物とExtinction Rebellionのロゴが描かれた小さなプラカードを手に持って座っている少女が描かれており、絵の隣には「From this moment despair ends and tactics begin(この瞬間から絶望は終わり作戦は始まる)」という文字が書かれている。

作品解説 · 16日 9月 2019
「裸の自撮り フランス版」は、ドイツ在住のスイス人アーティストのミロ・モアレが、2015年7月に、フランス・パリのエッフェル塔前で全裸パフォーマンス「裸の自撮り」シリーズを敢行し、フランス当局逮捕されたパフォーマンスである。 「裸の自撮り」シリーズは、2015年から始めたミロ・モアレのパフォーマンス・アートで、裸のモアレが通行人と一緒に撮影するもの。InstagramやFacebookといったソーシャルメディにおける「自撮り文化」を風刺したもので、またモアレ自身に内在する露出による自己顕示欲を表現したものである。これまでスイスのバーゼル、ドイツのデュッセルドルフで敢行してきた。 モアレは、バーゼル、デュッセルドルフでパフォーマンスを行ったさいには、お咎めなく成功。続いてテロの厳戒態勢下にあるフランスでヌード・テロリズムを敢行。エッフェル塔をバックにして自撮りできる名所、トロカデロ広場で全裸になり、観光客と自撮りしていたところ、パリ警察は彼女を公然わいせつの容疑で躊躇なく逮捕。

作品解説 · 15日 9月 2019
《青いモーリシャス》は、2015年にミロ・モアレによって制作されたコンセプチュアル・アート。絵具が詰まった卵を膣から落下させ、飛散した絵具で作品を制作する「プロップ・エッグ」シリーズの最新作。 インド洋に浮かぶモーリシャス島の優雅な自然から影響を受けて制作したという。 ミロ・モアレは、モーリシャス島南部にある自然生成されたけわしい崖の上に立ち、「プロップ・エッグ」を膣にはさみ、下に置いたキャンバスに向かって落下させる。 キャンバス上には青と緑の美しい絵具の旋律で生成された抽象画ができる。それは同時にモーリシャス島の理想的なイメージでもある。 モアレはモーリシャス島の優雅な夕焼けをバックにして、産卵するかのように「ウ〜ッ!」と声をあげる。できた作品はモアレ自身のポートレイト作品でもある。 モーリシャス島の自然に溶け込んだヌード・パフォーマンスは卑猥性もなく、また古典的なヌード絵画のような聖性もない。そこにあるのはただ「プリミティブ」だ。

作品解説 · 15日 9月 2019
《ミラー・ボックス》は2016年にロンドンで行われたスイスの芸術家ミロ・モアレによるパフォーマンス・アート。 胸や下半身に大きなミラーボックスを取り付けた状態で、さまざまなヨーロッパの都市を歩きまわり、見知らぬ人にミラーボックスの中に手を入れさせ、30秒間自由に胸や膣を触ってもらうというもの。 モアレによれば、このパフォーマンスは2016年にケルンで1000人以上の女性が見知らぬ男たちに襲われた事件に抗議したヌード・パフォーマンス『ケルンの大量女性暴行事件への抗議』をフォローアップするものだという。 「お互いに合意的な性的行為のシンボル」をアピールしたかったという。 ミロ・モアレは自身を「コンセプチュアル・アーティスト、画家、アート・アマゾン、心理学者」と紹介しており、これまでにヨーロッパのさまざまな都市でヌード・パフォーマンスを行なってきた。 しかしながら、ロンドンのトラファルガー広場での今回のパフォーマンスは度が過ぎた。パフォーマンスをはじめるとすぐに逮捕され、刑務所に24時間拘束されたうえ、4桁の罰金を支払いが命じられたという。

作品解説 · 15日 9月 2019
スイスのパフォーマンス・アーティストのミロ・モアレが、2016年1月8日、ケルンのランドマークであるケルン大聖堂付近でヌード・パフォーマンスを敢行した。 「"Respect us! We are no fair game, even when we are naked!!!"(私達を尊重して!たとえ裸であっても、全く公正なゲームではない) 」という手書きのプラカードを掲げた。 ミロ・モアレによれば、このパフォーマンスは2015年の大晦日の夜、ドイツのケルンで大量に発生した性的暴行事件にもとづく女性の人権の支援を目的とした政治的主張だという。

作品解説 · 15日 9月 2019
《裸の自撮り》は2015年にスイスの「アート・バーゼル」の公共スペースで、ミロ・モアレが行ったパフォーマンス・アート。 モアレは通行人と自撮りするが、モアレ自身は裸で撮影するというものである。このパフォーマンスは、現在のポップ・カルチャーや、InstagramやFacebookなどのソーシャルメディアにおける「自撮り文化」を風刺したものだという。 モアレは「私たちは現在、どこで、誰と、何をしているかを常に自撮りして露出している」という。つまり、多くの人はデジタル社会上に個人の重大なありとあらゆる「裸の情報」を展示しているのだと。それはモアレが公共空間で裸で自撮りするのと同じである。 さらに、自撮りでアップロードされる写真の大半は、自己顕示や自画自賛を目的としているとモアレは主張する。デジタル社会における自己露出性と自画自賛性は、そのままモアレ自身が行っているヌード・パーフォマンスと同じである。 こうした背景のもと、モアレは通行人に裸の自分と一緒に自撮りすることを要求する。通行人は嬉しそうに彼女の裸体に親密に寄り添う。「これが親密性の最高レベル」だとモアレは主張す

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