美術用語

【美術解説】エロティック・アート「性的興奮を呼び起こすことを目的とした視覚芸術」
美術用語 · 24日 4月 2022
エロティック・アートは、広義的には性的興奮を呼び起こすを意図して制作された視覚芸術である。 デッサン、彫刻、映画、絵画、写真など、さまざまな視覚的媒体の作品が含まれる。一般的には、人間の裸体や性行為が描かれるが、ファイン・アートにおける裸体とは区別される。 エロティック・アートにおける裸体描写は、ファイン・アートにおけるそれと異なり広くタブー視され、社会規範や法律によって制作、流通、所持が制限されている。

【美術解説】ソビエト・アート
美術用語 · 01日 3月 2022
ソビエト・アートは、1917年10月の社会主義革命以降、ソビエト・ロシア(1917-1922)および、ソビエト連邦(1922-1991)の間に制作された視覚芸術。 ソビエト・アートは、1920年代を通じて、異なる芸術団体間の激しいイデオロギー的競争の時代に発展した。 ソビエト・アートの発展の形態と方向性を決定する上で、各芸術集団は、自身の意見を反映させようと、文化機関の重要なポストを占め、当局の支持を得ようとしていた。この文化闘争は、急進左派美術の危機の高まりによって、いっそう辛辣なものとなった。 1930年代に入ると、1910年代に登場した前衛的な傾向の多くが消耗しはじめ、かつての前衛芸術の支持者たちは、従来の古典絵画の体系に戻ろうと、リアリズム的な絵画を描き始めた。 そのような傾向は、芸術集団「ダイヤのジャック」を代表する芸術家たちから起こり、1930年代初頭には、カジミール・マレーヴィチ(1879-1935)は具象美術に回帰した。

美術用語 · 25日 2月 2022
ロシア・アヴァンギャルドは、ロシア帝国・ソビエト連邦時代に東欧からロシアにかけて流行した前衛美術運動。 文学、演劇、美術、音楽、建築、映画、デザインなどの複数の領域を横断する表現形態で、シュルレアリスムとともに後世の芸術家たちに絶大な影響を与えた。...

【ルネサンス】コジモ・デ・メディチ「ルネサンス芸術最大のパトロン」
美術用語 · 01日 1月 2022
コジモ・ディ・ジョバンニ・デ・メディチ(1389年9月27日 - 1464年8月1日)は、イタリアの銀行家、政治家、パトロン。 イタリア・ルネサンス期のフィレンツェの有力支配者としてのメディチ家の地位を確立させた人物。 60万ゴールドフローリン以上(約5億ドル)を芸術と文化に費やしており、その中には古代以来初めて自立した裸の男性彫刻であるドナテルロの《ダヴィデ》像も含まれている。

【美術解説】デジタルアート
美術用語 · 20日 12月 2021
デジタル・アートは、広義的にはデジタル技術を創作やプレゼンテーションのプロセスの一部として導入している芸術作品、または行為のこと。 美術史において1960年代以降、デジタル技術がもちいられたアートは、コンピュータ・アートやマルチメディア・アートなど、さまざまな名称が使われてきたが、デジタル・アートとはそうしたものの総称である。 非代替トークン技術を使用したNFTアートもデジタル・アートという大きな傘の下に置かれている。なお、デジタル・アートの上位層にあたるのがニューメディア・アートである。

【美術解説】新表現主義「1970年代後半に発展した表現主義運動」
美術用語 · 13日 12月 2021
ストリート・アートは公共的な場所で制作された視覚芸術で、伝統的な美術館やギャラリーなどの会場の外で展示された非認可の公共芸術作品のこと。「グラフィティ(落書き、いたずら書き)」と同じ扱いとみなされている。 しかし、これらの芸術様式は芸術業界において、「独立公共芸術」や「ネオ・グラフィティ」、「ポスト・グラフィティ」と呼ばれ、アーバンアートやゲリラ芸術と密接に関連しているとみなされるようになっている。 ストリート・アートで使用される一般的な芸術様式やメディウムは、スプレーペイント、落書き、ステンシル、違法ビラ、ステッカーアート、ストリート・インスタレーション、彫刻である。 21世紀に入り、これらの表現形式のほかにライブ・パフォーマンスとそれをスマホやウェブサービスで配信する動画を利用したストリート・アートや、ヤーン・ボーミングと呼ばれる毛糸で覆われた彫刻も増えている。

【美術解説】ポップ・アート「大衆文化のイメージを利用した芸術」
美術用語 · 03日 8月 2021
ポップ・アートは、1950年代半ばのイギリスと1950年代後半のアメリカで発生した前衛芸術運動である。 広告や漫画、大量生産されたありふれた物など大衆文化のイメージを絵画に取り入れて、伝統的なアートに対抗した。その目的は、多くの場合、(貴族主義やエリート主義ではない)漫画や広告などの大衆文化のイメージを芸術に利用することで、あらゆる文化の平凡でキッチュな要素を皮肉的に強調することにあった。 アンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ缶」のラベルのように、商品のラベルやロゴはポップ・アーティストが選ぶイメージの中でも重要な位置を占めている。

【美術解説】幻想絵画「シュルレアリスティックな写実主義絵画」
美術用語 · 21日 2月 2021
幻想絵画(幻想芸術)は、その名前の通り、幻想的なモチーフが描かれた芸術である。「幻想」は英語では「ファンタスティック」と呼び、1950年代にウィーン幻想派(ファンタスティック・リアリズム)という芸術ムーブメントが発生したのをきっかけに、世界的に「幻想絵画」が広まるようになる。 1960年から61年にかけて、クロード・ロワ、マルセル・ブリヨン、ルネ・ド・ソリエは同じく『幻想美術』という著書を出版し、幻想文学もまた広く読まれた。 1971年にツヴェタン・トドロフは「ファンタスティックとは、自然の法則しか知らないものが、超自然的様相をもった出来事に直面して感じるためらいのことである」(『幻想文学序説』)と幻想文学上で定義しているが、同じ「ファンタスティック」という言葉が使われている以上、美術、絵画にもほぼ通用する定義である。 要するに、私たちがふだん慣れ親しんでいるような現実世界のただなかに、超自然的なもの、異常なもの、説明のつかないものが侵入してくるとき、私たちは「ファンタスティック」を体験するのだという意味である。 巖谷國士によれば「幻想絵画」の定義はこれで完

【芸術様式】社会主義リアリズム「社会主義国で採用された理想化された写実主義」
美術用語 · 25日 11月 2020
社会主義リアリズムは、ソビエト連邦で発展した理想化された写実的な芸術。1932年から1988年までの間、ソビエト連邦および第二次世界大戦後の他の社会主義国でこの芸術様式が採用されていた。 社会主義リアリズムは、何よりもまず、プロレタリアートの解放などの共産主義的価値観の誇張された描写が特徴である。 リアリズムという名称が付いているが、19世紀の写実主義や社会的関心事をリアルに描く現実描写と決して混同してはいけない。「リアリズム」という名称にもかかわらず、この芸術様式で描かれる人物は、非常に理想化されていることが多く、特に彫刻においては古典彫刻の技法に重きを置いていることが多い。 社会主義リアリズムは、1920年代初頭の発展から、1960年代後半から1991年のソビエト連邦の崩壊に至るまで、ソビエト連邦で公式に認められた芸術の主要な形態だった。

【美術解説】フロリダ・サルバドール・ダリ美術館「アメリカで最大のダリコレクション」
美術用語 · 07日 6月 2018
サルバドール・ダリ美術館はアメリカのフロリダ州セントピーターズバーグにあるサルバドール・ダリ専用の美術館です。 ヨーロッパ圏外では最もたくさんのダリ作品をコレクションしています。2012年にはアメリカ建築協会が推奨する「フロリダ建築:100年.100スポット」にも指定されました。 美術館が所蔵しているダリ作品は、96の絵画作品、100以上の水彩絵画とドローイング、そのほかグラフィック、写真、彫刻、超現実オブジェなど、かなり広範囲にわたります。

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