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【美術解説】カミーユ・コロー「印象派の形成に影響を与えた画家」
アーティスト一覧 · 28日 7月 2018
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796年7月16日-1875年2月22日)は、フランスの画家、版画家。風景画で知られる。 新古典主義と写実主義の中間を進むようなスタイルにある画家だが、戸外制作で移り変わりゆく太陽の光や影を詩情ゆたかに描き出す手法はのちの印象派の画家たちに影響を与えた。特に、風景画において重要視されており、生涯に3000枚以上の作品を制作。 また、美術教師として非常に優れており、弟子から多くの印象派芸術家たちが活躍した。よく知られているのは、カミーユ・ピサロ、ウジェーヌ・ブーダン、ベルト・モリゾ、スタニスラス・レピーヌ、アントワーヌ・シャントルイユ、フランソワ・ルイス・フランセ、シャルル・ルルーなどがいる。 コローは、1840年代から偉大な画家として評判を得るようになり、1848年までにパリ・サロンの審査員に選出され、1867年にはサロンの役員にまで昇進する。初期から中期まで不遇な扱いだったが、晩年に多くの人から認められ豊かになった大器晩成型の芸術家だった。 コローは自身が築いた財産を周囲の友人たちや社会へ分かちあう慈善家でもあった