カテゴリ:キュビスム



【作品解説】パブロ・ピカソ「鏡の前の少女」
作品解説 · 27日 12月 2021
「鏡の前の少女」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。162.3x130.2cm。ニューヨーク近代美術館が所蔵している。ピカソの愛人で、1930年代前半におけるピカソの主要な主題の1つであるマリー・テレーズ・ウォルターを描いたものである。 1927年、ピカソ(46歳)は17歳のマリー=テレーズと恋愛関係に陥る。ピカソが古代ギリシャ彫刻のなかに見出していた理想の女の顔をマリー=テレーズに見たのである。 テレーズの白い顔に差し込む後光は、顔の右半分を滑らかなラベンダー・ピンク色で照らして穏やかに描かれている。しかし、光が当たらない左半分は三日月のような顔をしており、緑のアイシャドウやオレンジの口紅などラフな厚化粧がほどこされている。

【作品解説】パブロ・ピカソ「泣く女」
作品解説 · 27日 12月 2021
「泣く女」は1937年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。60cm×49cm。ピカソは「泣く女」という主題に関心を抱き、その年に何度も同じテーマの作品を制作、100種類以上のバリエーションが存在している。本作は「泣く女」シリーズの最後の作品で、最も完成度の高い作品とされている。1987年以来、イギリスのテート・モダンが所蔵している。 モデルとなっているのは愛人のドラ・マールである。ドラ・マールは1936年にピカソと出会い、プロ写真家として生活していた。彼女はピカソが1937年に制作した「ゲルニカ」に唯一立ち会い、ピカソの制作に協力した写真家だった。彼女との関係は1944年まで続いた。

【作品解説】パブロ・ピカソ「アヴィニョンの娘たち」
作品解説 · 27日 12月 2021
「アヴィニョンの娘たち」は、1907年にパブロ・ピカソによって制作された大型の油彩作品。243.9 cm × 233.7 cm。ニューヨーク近代美術館が所蔵している。バルセロナのアヴィニョ通りに存在した売春宿にいた5人の売春婦のヌード画である。 5人の人物は、これまでの伝統的な人物造形からすると、当惑させられるような女性造形でまったく美しくない。女性たちは少し威嚇するように、また身体は角ばっており、関節が外れたような身体で描かれている。 画面左側の3人の女性たちは、ピカソの故郷スペインの古代イベリア彫刻の影響のもとで顔が描かれている。右側2人の女性の顔は、アフリカ部族のマスクとなっているが、ピカソによれば「プリミティブ芸術は、野蛮であっても驚嘆せざるを得ない説得力とパワーがある」という。

【作品解説】パブロ・ピカソ「黒椅子の上のヌード」
作品解説 · 27日 12月 2021
「黒椅子の上のヌード」は1932年3月9日にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。モデルはマリー・テレーズ。162cm×130cmの大型作品。 美術批評家のリチャード・ラケイヨは、アンリ・マティスの影響が色濃くある作品の代表作品としてよく引用しており、またピカソによれば、マティスの官能的な曲線と、喜びを表現するためのピンクの肌を強調するためにマティスの黒を借りたと話している。 MoMAキュレーターのウィリアム・ルービンは、「ぐにゃぐにゃゴムのような玩具」とこの絵を評している。またほかの批評家たちの多くは、女性の身体と植物が呼応しており、「生」を表現していると評している。

【作品解説】パブロ・ピカソ「ドラ・マールと猫」
作品解説 · 27日 12月 2021
「ドラ・マールと猫」は、1941年にパブロ・ピカソによって制作された油彩画。描かれている女性はピカソの愛人ドラ・マールで、マールの肩近くの椅子の上に小さな黒猫が描かれている。この作品は世界で最も高価格で一般市場で取引されている。 ピカソは55歳のとき、29歳のドラ・マールと恋愛関係になるや、すぐに彼女と同棲しはじめた。この絵は1941年に制作されたもので、その年は、ナチスがフランスに侵攻した年だった。

【作品解説】パブロ・ピカソ「読書」
作品解説 · 27日 12月 2021
「読書」は。1932年1月にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。65.5cm×51cm。個人蔵。ピカソの愛人でミューズのマリー・テレーズ・ウォルターがモデルとなっている。膝の上に本を置いて椅子の上で裸姿でうたた寝しているテレーズの姿の絵。 この絵は、ピカソの妻オルガ・コクラヴァが、パリで開催された回顧展でこの絵を見て、顔の特徴が自分ではないことに気づき、ピカソとの関係に亀裂が入り始めるきっかけとなった作品でもある。

【作品解説】パブロ・ピカソ「花と女性」
作品解説 · 27日 12月 2021
「花を持つ女」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。1927年から影響を受け始めたシュルレアリスムの技法が最も色濃く反映された作品である。 使われている技法は、ダリと同じダブル・イメージ。描かれているのは1927年に出会い。その後長らくピカソの愛人となったマリー・テレーズで、女と花を重ねあわせて描いている。 女の頭と花の房は両方とも豆のような形をしており、花の房が彼女の髪の毛と対応し、茎が腕と対応している。ピカソはシュルレアリスムから各々の物体をほかの物体に置き換えて表現することが可能であることを学んだのである。

【作品解説】パブロ・ピカソ「マンドリンを弾く少女」
作品解説 · 27日 12月 2021
「マンドリンを弾く少女」は1909年から1910年にかけてパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。高さ100cm✕幅73.6cm。ニューヨーク近代美術館が所蔵している。 ピカソの初期分析的キュビズムの代表的な作品。モデルはピカソの当時の妻フェルナンド・オリヴィエ。1910年当時、ピカソとオリヴィエはカダケスで夏の休暇をとってて、その頃に描かれた作品が本作である。なお、これはマンドリンを持ったヌード絵画であるという。 立方体、正方形、長方形などさまざまな幾何学形を使って、対象であるオリヴィエの輪郭を分解している。ピカソは一定の方向から対象を描くのではなく、可能な限り複数の方向からオリヴィエの裸体を描こうとした。

作品解説 · 27日 12月 2021
「おもちゃの舟を持つ少女(マヤ・ピカソ)」は、1938年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。46x61cm。様式はシュルレアリスムと分類されている。モチーフは娘のマヤ・ピカソ。 苦痛や残酷性をテーマにすることが多いピカソだが、1938年に描かれた本作品はきわめて日常的な明るい作品であると思われる。 この絵のテーマは、子どもの無邪気さである。ピカソといえば思春期の少女や大人の女性を中心に描いていたが、本作は「子ども」が主題となっている。思春期以前の世界のまだ苦悩のない大きな目のお下げ髪の少女がおもちゃの舟を遊んでいる絵である。

【作品解説】パブロ・ピカソ「裸体、緑葉と胸」
作品解説 · 27日 12月 2021
「裸体:緑葉と胸像」は、1932年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。162cm×130cm 。愛人マリー=テレーズがモチーフで、生き生きとした青とライラック色が印象的な、テレーズシリーズの中でも最も大きな作品である。 ピカソは1927年1月に初めてマリー=テレーズと出会った。その後数年間、ピカソは親友たちや妻のオルガでさえ、全く知らなかったほど秘密裏にテレーズと愛人関係を続けていた。1931年から932年にかけて1はマリー=テレーズの絵画や彫刻のシリーズを続けるが、本作は1930年に購入したボワジュルー城のアトリエで制作された作品である。

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