ハンター・バイデンの画商「詐欺と契約違反」

ハンター・バイデンの画商「詐欺と契約違反」

悪事を持つ人物は大統領息子の更生に適切ではない


ハンター・バイデンの取扱画商であるジョルジュ・ベルジェスは、2016年に彼のギャラリーに投資した芸術家から詐欺と契約違反で訴えられている。また、過去に個人破産しており、ほかに暴行、テロ容疑で起訴された過去がある。世界一の大国の大統領の息子が社会復帰を手助けするには、彼の人間性やキャリアに大きく依存しているため無視することはできない

投資詐欺と契約違反で芸術家訴訟


ハンター・バイデンの取扱画商であるジョルジュ・ベルジェスは、2016年に彼のギャラリーの投資家から詐欺と契約違反で訴えられている

 

CBSニュースが水曜日に報じたところによると、この訴訟では、自身も芸術家であるイングリッド・アレンバーグは、ギャラリーの拡大を目的として50万ドルを投資したが、ベルジェスが経費を補うため個人の銀行口座に入金したと主張している。

 

ベルジェスは450万ドルで反訴したが、その後、名誉毀損と信認義務違反などを主張。結局、2人は2018年に和解しているが、和解条件は公表されていない。

個人破産


ジョルジュ・ベルジェスに関する事件はこれだけではない。

 

連邦裁判所の記録によると、ベルジェスは1998年に個人破産を申請しており、その債権者にはクレジットカード会社、銀行、宝石商、家具小売店のピアワン・インポートなどが含まれていたという。破産手続きは3ヵ月後に終了したという。

暴行、テロリスト容疑で起訴


また、サンタクルーズ警察の公開記録によるとベルジェスは破産申請の数ヶ月前にカリフォルニア州で逮捕され、凶器による暴行と「テロリストの脅迫」で起訴されている。

 

同署がCBSニュースに提供した報告書には、「住居内でナイフを持った男が1人で暴れているとの通報があり、警察官が駆けつけた。怪我の報告はない」と記載されている。

この件について、ジョルジュ・ベルジェス・ギャラリーのスポークスウーマン、ロビン・デイヴィスは、CBSニュースの取材に対し、ベルジェスは「ルームメイトと口論になった」と語っている。

 

裁判所の記録によると、ベルゲスは3年間の執行猶予を言い渡されたが、デイヴィスによると、重罪の容疑は軽犯罪に格下げされ、最終的には却下されたという。

ビジネスライクで冷たい人間関係


ハンター・バイデンの取扱画商の過去の不祥事は、ハンターの社会復帰のためにニューヨークとロサンゼルスで開く2つの個展において、ベルジェスの人間性やキャリアに大きく依存しているため無視することはできない

 

先日、キャリアのない彼の作品に5000万の価格が付けられると噂され、また購入者や入札者を匿名にする契約が交わされたところから賄賂や経済制裁回避の疑惑も持たれている。

 

ベルジェスは以前、2015年のプロモーションビデオでアーティストとアートコレクターの関係について次のように述べている。

 

「アーティストとコレクターの関係は、以前は非常に個人的なもので相互作用的な関係だったと思います。しかし、今日のアーティストとコレクターの関係は少し冷たく、よりビジネスライクである傾向があります。アーティストとコレクターの間の相互作用は少なくなっています。実際、アーティストに会うコレクターはほとんどいない」と語っている。

 

また、「私の目標は、世界中のアフィリエイトが協力してグローバルに展開するギャラリーを確立し、私が重要だと思う関係性を再確立することです」と話している。 

 

事実こうしたアーティストとギャラリーの信頼関係は、現代美術の世界では非常に重要視される。国際的に信頼の高い現代美術のギャラリーマリアン・グッドマンやピカソを育てたカーンワイラーは常にアーティストと強い結びつきがあった。

 

アート界になじみがない人は、ラリー・ガゴシアンのような派手なタイプの画商は耳にしてもマリアン・グッドマンの名前を聞く人は少ない。ただ業界通にとっては「マリアン・グッドマン・ギャラリーの個展を見た?」というのが合言葉になっており、業界通か素人かを見極めているようだ。